研究課題/領域番号 |
20K03152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
松田 浩一 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (70325926)
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研究分担者 |
PRIMA・OKY・ DICKY 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (20344624)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 郷土芸能 / モーションセンサ / 高速撮影カメラ / 一体感 / モーションキャプチャ / シミュレーション / 集団動作 / マルチエージェントシミュレーション / 映像 / 身体知 / 慣性センサ / 映像処理 / 上手さ / 集団 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,演舞の結果である「形」ではなく,感覚的にイメージを体現する「技能」に着目し,「個」における「しなやかさ」のような感覚的な「上手さ」,また,「集団」を見て「上手さ」を感じる,感覚的な「統一感」の数値的な比較・分析手法の確立を目的とし, 指導者と学習者間において感覚的な情報を共有できることを目指す. 「個」の「上手さ」のうち,特に関節間の連動による「しなやかさ」に着目し,決まった「形」が無い感覚的な情報と計測値の関係を探求する.また,集団による踊りが「上手い」とは,どのような状態であれば感じるのかを数値的に示すことができるのか,について探求する.
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研究成果の概要 |
本研究では,「個」や「集団」における「上手さ」について,分析・可視化のための方法論を探求した.「個」においては,腕の動きの柔らかさに言及した.関節間の動作開始の時間差や,角度変化の推移が,数値的にどのような条件でその印象が変わるのかは未知であった.そこで,さまざまな動きをするモーションデータを計算によって網羅的に作成し,印象に寄与する要素と数値の関係について分析を行った.「集団」においては,集団としての良さをどのように評価者が観察するのか,について言及した.モーションキャプチャで取得した演者を9人並べ,ズレを感じる秒数や,並び方による評価への影響について調査を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熟練者の動作の分析は先行研究で多々行われてきているが,人間から取得するデータを対象としているため,網羅的に分析することができなかった.本研究では,熟練者の動作・判断要素をモデル化し,数値的に操作することにより,網羅的にパターンを作成し,評価するアプローチ方法を開発した.これにより,人間では取得できなかったさまざまなパターンに対する評価が可能となり,また,将来的には,人間の動作をモデルに当てはめることにより,個性を反映したモーションデータ生成への応用が期待できる.
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