研究課題/領域番号 |
20K03154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
島田 希 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (40506713)
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研究分担者 |
木原 俊行 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40231287)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カリキュラム・マネジメント / 校内研修 / ミドルリーダー / ワークブック |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、カリキュラム・マネジメントの意識化を促す「校内研修ワークブック」を3年間で開発することを目的とするものである。この目的を達成するために、複数の地域の小・中学校の校長、研究主任、教諭を対象としたインタビュー調査や校内研修の参与観察を実施し、校内研修を通じてカリキュラム・マネジメントの意識化を促す工夫点や要因を明らかにする。その上で、「校内研修ワークブック(試案)」を開発し、研究主任、教諭による外部評価を経て、「校内研修ワークブック」を改訂・完成させる。
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研究成果の概要 |
本研究ではカリキュラム・マネジメントの意識化を意図した校内研修の好事例を収集・分析してきた。より具体的には、校内研修の企画・運営におけるミドルリーダーの工夫について参与観察やインタビューを通じて明らかにした。例えば、ミドルリーダーは、教育課程編成方針を明確化・重点化するとともに、それを校内研修で活用する「物」に反映させ、意識化を図ろうとしていた。具体的には、教科・領域横断的な単元づくりについて記述する欄を学習指導案に設けるといった工夫である。以上の知見をふまえつつ、カリキュラム・マネジメントの意識化を促すことを意図した校内研修の企画・運営上の工夫について構想するためのワークブックを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義としては、第一に、カリキュラムという視点をもつ校内研修に関する先行知見と焦点化することで、その到達点と課題を明らかにしたことが挙げられる。次に、カリキュラム・マネジメントの意識化を促す校内研修の企画・運営におけるミドルリーダーの役割を観察やインタビューにもとづいて明らかにしたことを挙げることができる。こうした知見をワークブックという形式にまとめた。ワークブックは、解説を読むだけではなく、各自の学校の取り組みを構想するためのワークシートも収録されており、教師たちが活用可能なツールを開発したという点に社会的意義があると考えられる。
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