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『伝える』の練習帳~対話的実践的な異文化・異分野コミュニケーションカリキュラム

研究課題

研究課題/領域番号 20K03158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関玉川大学 (2023)
目白大学 (2020-2022)

研究代表者

藤谷 哲  玉川大学, 教育学部, 教授 (90331446)

研究分担者 並木 美砂子  帝京科学大学, 生命環境学部, 特任教授 (10711228)
江水 是仁  東海大学, ティーチングクオリフィケーションセンター, 准教授 (40609351)
藤谷 元子  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20772065)
多田 孝志  金沢学院大学, 教育学部, 教授 (50341920)
照屋 さゆり  玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (50310355)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードカリキュラム開発 / 共創的対話 / コミュニケーション / コンテクスト / 対話型授業
研究開始時の研究の概要

本研究は、特に小学校第5学年から中学校第1学年の児童生徒向けに、異文化・異分野理解に資するコミュニケーション能力育成を目指した、「伝える」活動場面を基盤としたカリキュラムデザインを目途とする実践的研究である。
対話的・実践的なコミュニケーション諸活動やその教育方法研究に従事した研究組織により、児童生徒が小学校・中学校の総合・国語・外国語・理科・社会など各教科等で「児童生徒にとりコミュニケーション場面を豊かに想起し、有用感を感じやすいコンテクスト」を効果的に組み込んだ基礎的学習活動教材集のあり方を検討してこれを編さんし、その実践的評価を行うことを研究の目的とする。

研究実績の概要

本研究は、特に小学校第5学年から中学校第1学年の児童生徒向けに、異文化・異分野理解に資するコミュニケーション能力育成を目指した、「伝える」活動場面を基盤としたカリキュラムデザインを目途とする実践的研究である。対話的・実践的なコミュニケーション諸活動やその教育方法研究に従事した研究組織による横断的な情報集約を通じて、児童生徒が小学校・中学校の総合・国語・外国語・理科・社会など各教科等で「児童生徒にとりコミュニケーション場面を豊かに想起し、有用感を感じやすいコンテクスト」を効果的に組み込んだ基礎的な活動教材集のあり方を検討してこれを編さんし、その実践的評価を行うこととする。
前年度までの期間において対話型授業の実践に対し強いられた状況は、児童生徒が授業において対話をすることに対する受け止めを揺るがすほどのものがあり、学校教育における文化的な影響すら垣間見られた。令和5年度は、自然科学に関する素養を児童生徒が育むための授業のあり方についての調査検討を中心に実施した。自然科学に対する関心を高め、体験的な取り組みを取り入れることで自然科学の基礎的な素養を小学校児童に育むための大学教育カリキュラムについて、その取り組みの成果の一端を示す口頭発表(国際会議)を行った。対話型授業の学習活動を行うための知識の獲得や、伝えようとする気持ちの涵養について、学校教育での取り組みが拡げていくための調査にも取り組んだ。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

対話的な学びを希求する本研究課題に関連して、学習環境としての学校の状況は令和5年5月の厚生行政上の扱いの変更を経て以降も、対話型授業の促進、学外者の参画による活動に制約のある学校が多くみられる等の状況がある。児童・生徒のコミュニケーション活動を組み入れた実践に至っていない。そのような状況をふまえ、調査研究を漸進させてきた状況である。
この状況を勘案した本科研の実施期間延長を利用させて頂き、令和6年度も継続課題とさせていただいた。

今後の研究の推進方策

本研究課題が企図する対話型授業のカリキュラム開発のため、ここまでの取り組みを、科学コミュニケーション、共創的対話の視点からの教材開発へとつなげていく。今後の研究に関する議論、取材、成果公表の活動を行う。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 教職課程履修学生の教育実践効力感尺度の開発に関する研究2024

    • 著者名/発表者名
      渡邉はるか・枝元香菜子・峯村恒平・藤谷哲
    • 雑誌名

      目白大学総合科学研究

      巻: 20 ページ: 63-74

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 公徳心・自由と責任の涵養と情報モラル育成の間にある相反に着目した教材の試作2023

    • 著者名/発表者名
      藤谷哲,関根里香,北澤武
    • 雑誌名

      人と教育 目白大学高等教育研究所年報

      巻: 17 ページ: 95-102

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 小学校体験活動前の教育実践効力感の実態2023

    • 著者名/発表者名
      渡邉はるか,藤谷哲、峯村恒平,枝元香菜子
    • 雑誌名

      目白大学高等教育研究

      巻: 29 ページ: 47-53

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 自然・科学の教育への意識の涵養を目指した初年次教育2022

    • 著者名/発表者名
      藤谷 哲
    • 雑誌名

      人と教育(目白大学高等教育研究所所報)

      巻: 16 ページ: 104-110

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「みんなで共に学ぶということ」の視座と取り組み2022

    • 著者名/発表者名
      阿久津 美紀・小宮山 郁子・峯村 恒平・渡邉 はるか・藤谷 哲
    • 雑誌名

      人と教育(目白大学高等教育研究所所報)

      巻: 16 ページ: 117-122

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] How does First-year SciTech Experience of Professional Development Affect Mathematic Education?2023

    • 著者名/発表者名
      FUJITANI Satoru, FUJITANI Motoko
    • 学会等名
      The Proceedings of the 21st International Conference on the Teaching of Mathematical Modelling and Applications
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] ICT活用からみた市民性教育国際調査の分析と教職課程を通じた涵養 ~特別活動・総合学習の可能性に着目して~2022

    • 著者名/発表者名
      藤谷 哲・藤谷 元子・小宮山 郁子
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告 教育工学
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学校理科教育法におけるICT活用指導力向上を目指した模擬授業の効果分析2021

    • 著者名/発表者名
      北澤 武・藤谷 哲
    • 学会等名
      日本科学教育学会第45回年会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 実りある教育実習のために 増補改訂版2024

    • 著者名/発表者名
      山本礼二・渡邉はるか・藤谷哲・枝元香菜子・峯村恒平・木之下健一・有間梨絵
    • 総ページ数
      139
    • 出版者
      三恵社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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