研究課題/領域番号 |
20K03170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
佐久間 実緒 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (70515139)
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研究分担者 |
與那嶺 尚弘 沖縄工業高等専門学校, メディア情報工学科, 教授 (00259805)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高次脳機能障害 / 失語症 / 視空間認知障害 / 言語聴覚士 / 作業療法士 / リハビリテーション / 視線解析 / リハビリテーション支援 / 視線計測システム / 言語機能訓練 / 半側空間無視 / 視空間認知訓練 / 訓練支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
高次脳機能障害の症状である失語症,半側空間無視などの空間認知障害の訓練を支援する言語聴覚士や作業療法士が,円滑かつ効率的に訓練支援を実施可能にするために,言語機能・空間認知訓練支援システムを構築し,訓練教材を開発する。 本研究では,医療・福祉現場のニーズを反映させて,障害や症状に合わせてカスタマイズを可能にする訓練教材と,それらの結果管理機能および視線解析機能を搭載することで,言語聴覚士および作業療法士が,訓練準備と訓練結果の管理・評価を総合的に実施するための訓練支援システムを目指す。
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研究成果の概要 |
言語聴覚士や作業療法士が,失語症および視空間認知障害のリハビリテーションを効率的に実施可能にするための言語機能・空間認知訓練支援システムを構築し,リハビリ教材を開発した。福祉施設などに勤務する言語聴覚士および作業療法士からのニーズを反映して,リハビリテーションアプリ,リハビリテーション結果の管理機能を開発した。また,視空間認知訓練の視線データ記録および管理のために,リハビリテーションアプリと連携して動作する視線解析システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語聴覚士と作業療法士のニーズを反映したリハビリアプリを複数開発し,それぞれに難易度選択機能を実装したことで,症状に合わせてカスタマイズしたリハビリを提供することができる。また,リハビリ対象者のモチベーションを維持し,言語聴覚士や作業療法士の作業負担を軽減することができる。視空間認知訓練のリハビリアプリと連動する視線解析システムを開発したことで,視線データによる症状の評価およびリハビリ内容の検討を客観的に行うことができるようになる。また,視線データを集約・活用することで,症状の似た人々に対する支援方法の確立に繋げられると考える。
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