研究課題/領域番号 |
20K03180
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
片峯 恵一 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (00264135)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 技術者教育 / ソフトウェアプロセス / PSP |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ソフトウェア技術者が修得すべき知識とスキルを効率的に学ぶための教育プログラムを提案する。ソフトウェア技術者は、自らの能力を定量的に計測し、継続的に自己改善できることが重要であり、そのためにはソフトウェアプロセスの技術が有効である。また、産業界では、短い研修期間に多様な開発スタイルやプロジェクト管理などにも対応できる必要がある。そこで、これらの知識やスキルを修得するための教育プログラムを構築する。また、大学教育や産業界の研修等に適用できるように、実施期間や講義内容、演習課題などをフレキシブルに切り替えられるような方法を検討する。
|
研究成果の概要 |
ソフトウェア技術者が、自らの能力を定量的に計測し、継続的に改善できるスキルを効率的に学ぶための教育プログラムを構築した。このプログラムは、ソフトウェアプロセスを中心として知識とスキルを修得するためのものであり、産業界と大学の両方に適用できる。また、このプログラムは、従来のPSP for Engineersコースと比べて、内容を洗練し近代化しており、受講生およびインストラクタの負荷を削減しているが、プロセスデータに基づく評価ではほぼ同じ品質であった。大学院教育では、進捗遅れが減少し、完了率も向上した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ソフトウェアプロセスに基づく品質を重視した教育プログラムを提案している。これにより、ソフトウェア技術者が、定量的なデータに基づく客観的な分析と評価が可能となる。近年、SoRと呼ばれる基幹型のシステムよりもSoEと呼ばれるユーザと企業をつなぐためのシステム需要が大きくなっている。SoEの開発では、アジャイル手法による開発が増えており、ソフトウェア技術者自身の能力が求められている。今回提案した教育プログラムは、この問題に対応しており、今後の展開が期待できる。
|