研究課題/領域番号 |
20K03185
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
向後 千春 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00186610)
|
研究分担者 |
杉浦 真由美 北海道大学, 大学院教育推進機構, 准教授 (10829899)
冨永 敦子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (60571958)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 社会情動的スキル / 非認知的スキル / 基本的心理欲求 / インストラクショナルデザイン / ワークショップ / コース設計 / 非認知スキル / 生涯学習 / 成人教育学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、成人を対象とした社会情動的スキルを含む態度技能のトレーニングプログラムを開発するための理論的枠組みを提案し、そのトレーニングプログラムをいくつかの領域で開発し、具体的な対象とフィールドにおいて実践し、その効果を検証しようとするものである。
|
研究実績の概要 |
本研究では、研究期間の4年間(1年延長)で以下の3点について明らかにしようとした。1つ目は、社会情動的スキルについてのこれまでの知見を元にして、その全体的な構造をモデル化すること。2つ目は、社会情動的スキルについてのモデルに基づいて一貫性のあるプログラムを設計開発すること。3つ目は、そのプログラムを実践しながら改善し、その効果を検証することである。 1年目(2020)の成果の1つ目は、日本教育工学会で2つの発表をした。社会情動スキルの重要性についてレビューし、それを特に成人にトレーニングするためにはどのようにすれば良いかについて考察したものと、そのレビューに基づいてオンラインで社会情動的スキルをトレーニングするためのワークショップを設計したものである。2つ目は、早稲田大学エクステンションセンター中野校で「社会情動スキルを身につける:アドラー心理学をベースにして」というオンライン講座を2日間にわたって開催した。 2年目(2021)の研究は、コロナの影響が長引いたため対面による実践研究が足踏み状態であった。その代わりに、研究レビューを進め、日本教育工学会の2022年度春季全国大会で「教える前提としての基本的心理欲求と学ぶ基盤としての社会情動スキル:その統合とコース開発」と題する発表を行った。 3年目(2022)もコロナの影響のため対面による実践研究が足踏みとなった。その一方で、日本教育工学会の研究会で「基本的心理欲求とアドラー心理学に基づく感情制御のコース設計」という研究発表を行った。 延長した最終年度(2023)は、これまでの研究のまとめを行った。コロナの影響により、実践による検証は不十分だったものの、社会情動スキルのコースを設計するというめどは立った。これはこのあと学会発表する予定である。
|