研究課題/領域番号 |
20K03188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
長谷川 元洋 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (80350958)
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研究分担者 |
金子 大輔 北星学園大学, 経済学部, 教授 (70397438)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報モラル教育 / 質問作り(QFT) / 質問駆動型学習(QDL) / 道徳教育 / 総合的な学習の時間 / 主体的・対話的で深い学び / 令和の時代の日本型学校教育 / 探究学習 / 情報モラル / well-being / 質問作り / QFT / 探究的な学習 / 教科書分析 / 情報活用能力 / ウエルビーイング / ウェルビーイング / 質問作り(QFT) / 質問駆動型学習(QDL) |
研究開始時の研究の概要 |
平成29年告示の学習指導要領において示されている「情報活用能力(情報モラルを含む)」を構成する資質・能力の一つである「(学びに向かう力・人間性等) 情報や情報技術を適切かつ効果的に活用して情報社会に主体的に参画し、その発展に寄与しようとする態度等を身に付けていること。」を実現するために,道徳的価値の理解やトラブルへの対処法等に加えて,ウェルビーイングを念頭におきながら思考,判断し,それに向かって行動しようとする態度を育成する情報モラル教育の授業を開発する。それにより、新しい情報機器や情報サービスが登場し,環境や状況が変わっても,適切な判断と行動ができる児童・生徒を育成できることが期待できる。
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研究実績の概要 |
本研究は、新しい情報機器や情報サービスの登場によって、環境や状況が変わっても、適切な判断と行動ができる児童・生徒を育成できる情報モラルの授業方法を開発することを研究目的とし、情報社会におけるウェルビーイング(良好な状態:well‐being)を目的とした情報モラル教育の手法の開発も目指した。 最終年度はICQE2023, Oct. 9, 2023. Melbourne, Australia)にて、Research Agenda Development (RAD)として発表した。筆者らは、小学校で情報モラルの内容の道徳科の授業で、QFT(Question Formulation Technique)を用いた研究授業を行っていただき、児童が大切な質問として選択した質問を分析した。道徳科では、「正直」「節度・節制」など22の内容を教えることになっていると同時に、情報モラルの指導においては、情報リテラシーの内容を教える必要がある。道徳科の授業で、情報モラルの指導を行う場合には、道徳科の内容と情報リテラシーの内容の両方を教える必要があるが、質問作り(QFT)を用いた授業では、教師は発問せず、児童自身が作った問いをもとに学習を進めていくこととなるため、狙い通りの学習ができたかどうかを確かめる必要があった。そこで、児童が選んだ大切な質問を情報リテラシー、道徳科のそれぞれの観点でコーディングをし、Epistemic Network Analysis (ENA)によって分析した。 その結果、情報リテラシー、道徳科の両方の観点で学習できていたことが示された。
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