| 研究課題/領域番号 |
20K03189
|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
| 研究機関 | 長崎大学 (2021-2024) 同志社大学 (2020) |
研究代表者 |
辻 高明 長崎大学, 大学教育イノベーションセンター, 准教授 (00454603)
|
| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
|
| 配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
| キーワード | ラーニングコモンズ / 研究ベース学習 / 模擬査読 / アカデミックスキル教育 / 学習観 / ピア・ラーニング / 研究体験 / リソース / 教育実践開発 / 質的研究 / 査読体制 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では,同志社大学今出川キャンパスのラーニングコモンズ(LC)の学習環境において,学生が有する「アカデミックスキル」,そして,「学習材」「他者」という3つのリソース(resource)が効果的に協調する「研究ベース学習」を設計し,実践を通じて,文系初年次学生に研究文化の学習観の形成を促すことが目的である.従来,文系初年次学生へのアカデミックスキル教育は知識伝達方式で行われてきた.本研究では,「研究ベース学習」という実践を設計し,学生の学習活動のエスノグラフィによる分析と,活動のデザイン(再デザイン)を循環させることで,LC環境を活かした知識創造型の新しいアカデミックスキル教育法を提案する.
|
| 研究成果の概要 |
本研究では,研究ベース学習=『プロジェクトベースド学習(PBL)を念頭に置き,大学生低学年が研究という知の創造活動を体験することを目的に設計したアクティブラーニング』を提案した.その結果,大学生低学年は研究ベース学習を通して,大学で主体的に学ぶアクティブラーナーへと成長するための学習観を形成していたことが示唆された.特に,ピア・ラーニング式の「模擬査読」が効果的で,実際の査読の意義や難しさも理解され,また,①原則「条件付採録」とし採録条件を3つ以上書く,②採録条件は文書及び口頭で説明する,③査読する側・査読される側の両方の立場を経験する,という3つのルール設計が有効性であることが確認された.
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の大学生低学年へのアカデミックスキル教育は,大学で必要になる学術的スキルをレクチャーする知識伝達型の教育法が中心であったが,本研究は,論文の生産・修正を伴うアクティブラーニング式の研究ベース学習により,新たに知識創造型のアカデミックスキル教育法を社会に提案できた意義は大きい.また,従来のラーニングコモンズの研究としては,高頻度利用者の学習特性や学年別の利用実態に関する報告が中心であったが,ラーニングコモンズの教育実践のための利用状況や実践的特徴について提示できた点は学術的にも意義がある.
|