研究課題/領域番号 |
20K03202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐藤 綾 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (00611245)
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研究分担者 |
栗原 淳一 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (90583922)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生物教育 / 自然と人間 / メダカ / 遺伝的撹乱 / 探究 / 保全 / 遺伝子汚染 / 国内外来種 / 人間と生物 / 生物多様性 / 科学的データ / 意思決定 |
研究開始時の研究の概要 |
小・中・高等学校の理科では、生物多様性の保全について学習する。本研究では、メダカの生態についての実験データを子どもに提示し、子どもがそのデータを既習の学習内容を踏まえて分析・解釈することで、科学的な根拠をもとに「絶滅から守るため、市販のメダカを池に放してよいか」という課題に対して意思決定を行う学習プログラムを開発する。そして、開発したプログラムが理科での資質・能力の育成に貢献するものか検証を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では中学校理科第3学年の「自然と人間」の学習において、「保全のためにメダカを放流すべきか」を課題とし、生徒がこれまで理科で学習した知識を活用しながら与えられたデータを分析・解釈し、その結果を根拠として意思決定を行う学習プログラムを開発した。実際に授業を行なった結果、開発した学習プログラムにより、生徒はこれまでに学習したことを踏まえて探究の過程に沿ってデータの解釈を行い、得られた事実を根拠として課題の是非について意思決定できることが示された。今回のプログラムでは探究の道筋が限られていたため、今後、生徒が多面的、総合的に課題に対して考察できるよう学習プログラムを改善していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、「人間活動と自然環境の関わり」について学習する際には、身近な自然環境を取り上げ、これまでの学習内容を振り返って科学的な根拠に基づいて意思決定をすることが求められている。ここでの学習について、教科書に載っている活動はインターネットや書物を用いた調べ学習とその発表や話し合いに偏っていることが指摘されていた。本研究で開発したプログラムは探究の過程に沿って求められている学びを実践できるものであり、本研究の成果は理科で求められている子どもの資質・能力の育成に貢献するものである。本学習プログラムで取り上げた題材はどの地域でも子どもにとって身近なものであり、全国の学校で汎用可能なものである。
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