研究課題/領域番号 |
20K03213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
見崎 大悟 工学院大学, 工学部, 准教授 (00361832)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 工学教育 / デザイン教育 / デザイン思考 / オンライン教育 / ストレス評価 / 共感力 / 生体データ / AIおよびICT活用 / ファシリテーション / ダイバーシティ&インクルージョン / 音声分析 / 文理融合教育 / クリエイティブスペース / シグニファイア / サービスロボット / 皮膚電気活動 / チームワーク / PBL / 学習達成度の評価 / 学際融合教育 / 認知心理学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,日本国内の産業の基盤である工学教育にデザイン教育の要素を組み込むことで,現在の社会情勢にあった工学教育のカリキュラムの構築方法およびデザイン教育の学習達成度に関する効果的および科学的かつ“現場で導入が可能な”評価方法を提案する.この提案による工学教育とデザイン教育との融合が実現することで労働生産性の向上や働き方改革など現在の日本の社会問題を大きく改善することが可能となる.
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研究成果の概要 |
本研究は、工学教育におけるデザイン学習の評価手法を提案し、検証した。コロナ禍においてオンラインでデザイン教育やプロジェクトを実施し、被験者である学生の生体データや会話内容を分析した。提案手法による分析の結果、現在のデザイン教育では短期的に学生の共感力が向上する一方で、長期的な共感力が不足していることが判明した。この結果を基に、より実感を持てる体験システムの研究を進め、工学とデザイン教育の融合による新しいエンジニア育成の基礎データを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、工学教育とデザイン教育の融合による新たな教育手法を提案し、その有効性を実証することを目的としている。社会的には、COVID-19パンデミックにおけるオンライン教育の普及を背景に、オンライン環境での学習効果やストレス評価の手法を開発し、これにより多様な教育環境での教育効果を向上させる可能性がある。学術的には、デザイン思考を取り入れた教育カリキュラムの構築とその評価手法を確立し、学生の共感力やクリエイティビティの向上に寄与する。さらに、AIやICTを活用した評価システムの精度向上を目指し、教育工学および生理心理学の分野で新たなアプローチを提供する。
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