研究課題/領域番号 |
20K03214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
福井 智紀 麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (00367244)
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研究分担者 |
内田 隆 東京薬科大学, 生命科学部, 准教授 (20782163)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 科学教育 / 理科教育 / 環境教育 / STS教育 / 科学技術社会論 / 意思決定 / 合意形成 / 市民参加型手法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、科学技術社会において求められている意思決定と合意形成に必要な資質・能力を科学教育・環境教育・ESD・SDGsの視点から再検討し、その資質・能力を育成するための具体的なプログラム開発・教材開発を行うことを目的とする。さらに、指導者がこれらのプログラム・教材を活用しながら、効果的に資質・能力を育成するための学習指導を行えるように、補助教材・指導資料や教員養成・研修用プログラムも、併せて開発する。 本研究の成果として開発したプログラム等については、普及活動と教員養成・研修での活用を通して、実際の教育現場への貢献を目指していく。
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研究成果の概要 |
本研究は、科学技術社会において求められている意思決定と合意形成に必要な資質・能力を、科学教育・環境教育・ESD・SDGsの視点から再検討し、その資質・能力を育成するための具体的なプログラム開発・教材開発を行うことを目的とした。併せて、補助教材・指導資料や教員養成・研修用プログラムを開発することも目指した。研究成果として、意思決定と合意形成に取り組むプログラムや教材を、複数開発できた。これらは、異なるテーマに焦点を当てたもので、市民参加型手法を含む様々な手法を活用している。いずれも、試行授業などにより、活用効果や改善点の検討を行った。今後は、教育現場への普及を目指していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学技術や環境問題などに関わる意思決定能力の育成については、理科などの一部の教科等で取り組まれてきた。しかし、研究・実践はそれほど活発ではなく、質・量ともに不足している状況が続いていた。さらに、個人レベルの意思決定だけではなく、集団レベルでの合意形成までを視野に入れた理科教育のプログラム教材は、筆者らによる先行研究を除けば、ほとんど見出せない状況であった。本研究の成果により、複数のプログラムや教材が開発された。これらは、科学技術社会における意思決定と合意形成に対応するための科学教育・環境教育プログラムとして、今後に続く研究・実践のための基盤となるものである。
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