研究課題/領域番号 |
20K03218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山本 けい子 函館工業高等専門学校, 一般系, 准教授 (90402221)
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研究分担者 |
倉山 めぐみ 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 准教授 (20710867)
松永 智子 函館工業高等専門学校, 物質環境工学科, 准教授 (70533412)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 理工系女子学生支援 / キャリア教育 / 体験型講座 / 理工系進路選択 / 理工系女子学生 / 女子学生のキャリア教育 / 理系進路選択 / 地域貢献 / キャリアデザイン / 女性技術者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,地域貢献を通して「今も未来もその先も理工系女子学生が活躍できる持続可能なキャリア教育プログラム」を開発し,エビデンスに基づいた評価を実施する. 具体的には,理工系女子学生を主体とするワークショップなどの地域貢献を活動の場として,女子学生の生涯にわたるキャリアデザインと小中学生に対する理工系分野への橋渡しを支援することで,継続的な循環を生み出す教育プログラムを実現・評価し,理工系分野における女性の活躍推進に有用なエビデンスの獲得を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究は,理工系女子学生が地域貢献活動(出前講座や学校イベントへの出展など)を通して,理工系分野の魅力を発信することで,地域の児童・生徒に理工系進路へのきっかけをつくるとともに女子学生自身がキャリア形成をしながら成長していくモデルの構築を目指して実施してきた.期間全体を通して,コロナウイルス感染拡大が大きく影響した状況下で,数少ないイベントを活用し,理工系女子学生の活躍と成長を得るとともに,理工系進路選択にむけた一助ができたと考えている.ウィズコロナ・ポストコロナに向けた新しい形の体験講座についても検討を重ね,オンライン出前講座や動画コンテンツの制作などの準備を進めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,理工系人材,とくに女性技術者の比率向上が課題となっていることから,理工系分野への進路選択を促進するため,理工系女子学生を講師とした体験型講座を実施した.この取り組みでは,地域の児童・生徒に理工系分野への興味関心を引き出すことに加え,女子学生がロールモデルとなることで,未来の理工系女子を増やすこと,そして女子学生自身のキャリア形成や学校での学びの実践の場として有効に機能するモデルケースであると言える.加えて,ウィズコロナ・ポストコロナに向けてオンライン講座やハイブリッド講座などの新しい取り組みへの基盤の構築にも着手したことで今後の活動の幅が広がったと考えている.
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