研究課題/領域番号 |
20K03230
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
早藤 幸隆 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (40325303)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ジュニアドクター発掘・養成講座 / 受講生の達成水準との能力伸長 / 受講生の達成水準と能力伸長 / 才能育成プログラム / 次世代科学・技術者 / 人材育成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,徳島県内の高等教育機関と共に,教育委員会と協同しながら,科学・技術分野の関連機関や地域の教育機関と連携して,理数・技術領域に意欲と才能を有する小学校5・6年生及び中学生を対象に,科学・技術者としての研究基礎要素の養成と先端的な科学技術における才能育成プログラムを体験させることで,持てる才能を確実に伸ばしながら,科学・技術者としての才能を開花させ,社会にイノベーションをもたらす能力を有する人材を育成する。また,獲得した知識・技能を活用して,多様な可能性を見出し,継続的に挑戦する資質・能力を有する人材を育成する。
|
研究実績の概要 |
令和4年度は,ジュニアドクター発掘・養成講座において,以下の研究項目を実施した。①教育委員会,大学教員,学校教員及び地域の関係機関や科学者・技術者等の専門家から構成される「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会における効果的な実施体制を構築すると共に,第2期受講生40名が研究基礎コースを修了した。②関係機関の協力の下で効果的な受講生の募集を実施し,県内の58名の応募者を確保した。また,設定した選抜基準の下で一次選抜を実施し,合計点の高い応募者から46名を,第3期受講生選抜案とし,運営委員会にて審査・承認され,第3期受講生46名を決定した。③個に応じた指導として,鳴門教育大学と連携機関及び教育委員会がジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会に参加しながら,連携機関の実情に合った専門領域に関する講座を開設し,連携体制を構築した。④第一段階教育プログラムは,第3期受講生が幅広い自然科学に関する知識を身につけ,自分にあった自然科学の分野・領域を見つける事が出来る共通科目(化学・地学・物理学①・物理学②・生物学・生命科学・数学(算数)・情報学・運動生理学・生理学の基礎:10回)及び専門科目(化学領域・地学領域・生物学領域・基礎生物学領域・生命科学領域・技術学領域・基礎科学領域・数学(算数)領域・情報学領域・医学領域:10回)を実施した。⑤第一段階教育プログラムにおける第3期受講生の達成水準と能力伸長は,令和4年度目標における「育てたい能力・資質とその目標水準」における5段階の評価基準の評価方法を開発し,受講開始時・中間時・終了時のタイミングで実施した。また,全受講生に3課題「①潜在的能力,②専門的能力,③創造的能力」を評価基準とした定量的評価を継続的に実施し,個々の受講生評価と受講生全体評価をレーダーチャートにより解析し,随時フィードバックした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初に予定していた,令和4年度の研究計画は順調に進んでいる。更に,令和5年度は,「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会による第3期受講生の評価により,二次選抜を経て,第二段階教育プログラムを実施する予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
第二段階教育プログラムにより,二次選抜を経た第3期受講生の課題研究を推進する予定である。また,第3期受講生の意欲・能力の伸長と変容について,具体的な観点による評価を実施する予定である。
|