研究課題/領域番号 |
20K03237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
高橋 敬子 立教大学, 社会学部, 特定課題研究員 (70770634)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 気候変動教育 / 能力開発 / プログラム開発 / コンピテンシー / 地域 / プログラム / 学校外教育 / リーダー育成 |
研究開始時の研究の概要 |
気候変動の影響が深刻化する中、その問題を正しく理解し、地方自治体の環境政策等の検討の場に参加して持続可能性の観点から的確な提言をする力や、地域で地球温暖化防止や気候変動への適応に向けた活動を企画・実施できる力を持った市民の育成が早急に求められる。本研究では、地域で効果的な気候変動対策を企画・実施するために必要なコンピテンシー(応用可能な知識と能力、意欲の組合せ)を特定し、人材像を設定したうえで、それらの条件を満たすための気候変動教育能力開発プログラムを開発し、日本の様々な地域で地域の人々と実施することによって、地域での気候変動リーダー育成を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、地域で気候変動に関する対策を考え、実践できるような人を育成するための能力開発プログラムを開発した。そして、気候変動教育プログラムを実施するためのガイドブックを作成し、立教大学のウェブサイトで公開した。 また、日本の気候変動教育に取り入れられる教育の要素を抽出するため、ドイツのESD専門家を招聘し、気候変動教育プログラムに関する意見交換や、システム思考を取り入れたワークショップを実施した。そして、地域で気候変動対策を企画・実施するための資質や能力を知るため、オーストリアで、地域の気候変動対策を担うマネージャー対象の研修に参加し、インタビュー調査を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、気候変動教育能力開発プログラムの開発に際し、研究者へのヒアリングや、ドイツやアメリカの気候変動教育で実施されている学習手法を採用して学習内容を設定した。また、国内及び海外のESD研究者及び実践者、地域の地球温暖化防止活動推進センター等と協議しながら教育プログラムを実施することで、学際的な視点や地域独自の視点を組み込んだプログラムの開発・実施が可能となった。全国8か所で、様々な対象者向けにプログラムを実施して改善を図ったことで、どの地域でも応用可能な教育プログラムの土台が完成した。また、ガイドブックをホームページで公開することによって、教育者が同様の活動を実施できるようにした。
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