研究課題/領域番号 |
20K03245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 一関工業高等専門学校 (2021-2022) 岩手大学 (2020) |
研究代表者 |
冨永 陽子 一関工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70775361)
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研究分担者 |
河村 幸男 岩手大学, 農学部, 准教授 (10400186)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 科学リテラシー / ゲノム編集 / 遺伝子組換え / e-learning / バイオテクノロジー |
研究開始時の研究の概要 |
ゲノム編集技術を主たるテーマとして、現代生命科学における科学リテラシーの構築に寄与するネットワークを介した教育システム(以下e-learning)の開発を目的として行う。授業、インタビュー調査等を通して、「ゲノム編集技術」に関わる科学リテラシーについての認識度の調査および向上度合いの評価を行うとともに、一般的市民を対象としたアンケート調査を行い、その結果をもとにe-learning教材を開発し、より効果的に科学リテラシー教育を行うためのシステムを構築する。同時に、ゲノム編集技術に関する問題解決型学修を遂行し、社会に向けたコミュニケーションの手法を開発していく。
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研究成果の概要 |
ゲノム編集技術を主たるテーマとして、現代生命科学における科学リテラシーの構築に寄与するネットワークを介した教育システム(e-learning)の開発およびその効果の検証を目的として行った。 主に初年次の大学生を対象として、授業、アンケートおよびインタビュー調査等を行った結果からデータベースを構築した。「ゲノム編集技術」に関係する生物学用語等の理解度、遺伝子改変生物の利用に関する現状の理解、および生物の遺伝子改変技術の応用に対する態度に関してテキスト分析を実施し、科学リテラシーの構築に関連する因子と課題の抽出を行った。上記分析から得られた結果をもとに、e-learning教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代生命科学における科学リテラシーの構築のためには、ゲノム編集技術のような複雑な科学技術を正確に理解し、技術によって得られるメリットとリスクの評価を十分に行ったうえで議論を深める必要がある。本研究では、学生から得られた生物学用語に関する理解度および遺伝子改変技術に対する態度を示す回答についてテキスト分析を実施し、科学リテラシーの構築に関連する因子と課題の抽出を行うことにより、科学用語の理解を浸透させるための指導法を開発し、社会に向けたコミュニケーションの手法を向上させることが可能になった。
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