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植物の表現型可塑性に着目した環境教育教材開発のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K03246
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関群馬大学

研究代表者

佐野 史  群馬大学, 共同教育学部, 教授 (30313018)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードオオカナダモ / 発根 / 休眠芽 / 教材 / 環境教育 / デンプン検出 / 休眠 / 体細胞分裂 / 頂芽優勢 / 冬季の形状変化 / 表現型可塑性
研究開始時の研究の概要

本研究は、子どもたちが外来生物の「強さ」を実感をもって認識し、生物多様性やそれを維持する環境保全の重要性について考えることができる、環境教育の観察・実験用教材を提案することを最終目的とする。そのために、これまで環境教育という視点では取り入れられてこなかった生物の表現型可塑性に着目して、学校教育でよく使われる外来生物であるオオカナダモが表現型可塑性を最大限示す環境条件を検討する基礎研究を行う。

研究成果の概要

オオカナダモの表現型可塑性を環境教育の教材として活用する方策を見いだすため、基礎研究として、オオカナダモが表現型可塑性を示す条件を特定することを目的として研究を行った。”休眠芽”の形成条件は特定することができなかったが、頂芽の除去と通気によって発根を促進できることがわかった。またこの研究の過程で、オオカナダモが体細胞分裂の観察実験や頂芽優勢の実験など、さまざまな分野の教材に活用できる材料であることが見いだされた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

環境教育の一環として、外来生物の「強さ」を実感させることは重要であると考えるが、実験的に実感できる教材はあまり見られない。本研究では理科の実験用植物として子どもに身近であり、一方で重点対策外来種にもリストアップされているオオカナダモを環境教育の教材として活用できる可能性を検討するため、オオカナダモが表現型可塑性を示す条件を検討した。結果として、頂芽の除去やアクアリウム用のエアーポンプによる通気という、学校現場でも扱いやすい方法で発根を促進できることがわかったことから、今後、講義部分からの展開も含め、外来生物の「強さ」を実験的に実感できる新たな環境教育の授業パッケージに発展させられると考える。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 体細胞分裂の観察実験のための新たな観察材料の提案2024

    • 著者名/発表者名
      田村圭、佐野(熊谷)史
    • 学会等名
      日本生物教育学会第108回全国大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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