研究課題/領域番号 |
20K03252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
祇園 景子 神戸大学, バリュースクール, 准教授 (70533404)
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研究分担者 |
大村 直人 神戸大学, 工学研究科, 教授 (50223954)
鶴田 宏樹 神戸大学, 学術・産業イノベーション創造本部, 准教授 (20346282)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 科学コミュニケーション / 道場 / ソーシャル・キャピタル / ネットワーク / ネットワーク分析 / 防災意識 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,我が国の独特の教育体制の一つ「道場」が有する場の機能を検討し,その機能を科学コミュニケーションの場へ導入することで,持続可能な科学コミュニケーションの仕組みをつくることを目的とする.「道場」は,目的を同じくする人たちが,年齢や熟達度に関わらず集まり,切磋琢磨する場所である.「道場」を成立させている必要機能を定義し,その必要機能を科学コミュニケーションの場へ移入することで,参加者の属性や知識レベルに関わらず,能動的で連鎖関係を生むコミュニケーションの場を実現させることを試みる.
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研究成果の概要 |
道場は,目的を同じくする人たちが,年齢や熟達度に関わらず集まり,切磋琢磨する場所である.道場における専門家と非専門家のコミュニケーションに必要な要素を調査し,科学コミュニケーションへ応用することで,持続可能で双方向の科学コミュニケーションの仕組みづくりを検討したところ,以下の3点が示唆された.(1)熟達度に応じて階層化した段級位制度を向上心や好奇心の喚起と関連させることで,専門家と非専門家とのコミュニケーションを促している.(2)ソーシャル・キャピタルの向上により,非専門家の科学的興味・関心が向上する.(3)専門家の代理と非専門家の代表としての2つの役割を担う人がネットワーク形成に寄与する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日,サイエンスカフェやワークショップなどが多数開催され,多様なステークホルダーが参加する科学コミュニケーションの場が提供されている.本研究は,能動的で連鎖関係を生むような科学コミュニケーションの実現を目指し,年齢や熟達度に関わらず集まり,切磋琢磨する場所である道場に着目し,道場を成立させている必要機能を定義し,その必要機能を科学コミュニケーションの場へ応用することを検討した. 本研究の成果は、科学コミュニケーションの場となるサイエンスカフェはもちろんのこと,地域コミュニティの防災意識の向上や災害復興における専門家と一般市民の協働の在り方にも示唆を与えるものとなった.
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