研究課題/領域番号 |
20K03256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 清和大学 (2021-2022) 筑波学院大学 (2020) |
研究代表者 |
松岡 東香 清和大学, 法学部, 教授 (10406887)
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研究分担者 |
高嶋 啓 筑波学院大学, 経営情報学部, 教授 (80596940)
佐野 司 筑波学院大学, 経営情報学部, 准教授 (80406024)
中川 麻子 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (60468329)
野田 美波子 筑波学院大学, 経営情報学部, 講師 (70774173)
堀 聖司 筑波学院大学, 経営情報学部, 講師 (40396859)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 防災教育 / ピクトグラム / ユニバーサルデザイン / 3Dシミュレーション / 感性認知評価 / モーショングラフィックスアニメーション / 3DCG / 感性評価 / 避難訓練 / Web配信 / 防災サイン / 災害弱者 / 減災 / 電子配布システム |
研究開始時の研究の概要 |
災害発生時の人的被害抑制を早期かつ画一的に果たすべく、避難行動を中心とした実践的防災教育のユニバーサル化と即時普及を念頭に、災害弱者である年配者や外国人への教育的配慮について考察するとともに、教育内容の抽出、ピクトグラム化、電子化、データベース化、および教材配布システムの構築を通し、ユニバーサル防災教育教材が備えるべき必要要件と、その普及モデルの解明を試みる。
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研究成果の概要 |
減災や防災に貢献するべく、避難訓練や防災教育用サイン教材の開発と普及方法の検討を行った。災害弱者への対応を念頭に、ツールを使用した分析や文献調査から現行の防災関連資料/教材の問題点を抽出。教材のユニバーサル化に向け、外国人も対象に含めたアンケート調査により、防災行動を示すピクトグラムに付加する言語情報の種類や量の適正化を図った。蓄積した知見に基づき、ピクトグラム、モーショングラフィックス、仮想空間における教材掲示の3Dシミュレーションなど数十点を作成したほか、配信用サーバの構築やポータルサイトのUI設計などを行った。これら一連のプロセスの試行により、ユニバーサル教材の開発と普及に道筋を付けた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自治体の刊行物と防災ポータルの分析や文献調査により、ユニバーサルデザインの欠如、ピクトグラムの有用性、災害弱者への配慮点などを明らかにした。これらの知見に基づき数十点のピクトグラムを作成し、外国人を対象に含めたアンケート調査により認知傾向の差異や言語情報の効果を示した。また、モーションピクトと実写動画を用いた感性評価の結果から、学習上の効能も明確になった。全天球カメラの写真や3DCGを使ったVRコンテンツ制作による掲示シミュレーション、配信サーバの構築、ポータルサイトのUI設計、オンプレミス型とクラウド型の運用面における詳細な比較を通し、減災教育教材の開発と早期普及への方策と課題を示した。
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