研究課題/領域番号 |
20K03285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
橘 淳治 神戸学院大学, 共通教育センター, 講師 (10359292)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 廃棄物原点処理 / 大学初年次教育 / 水環境 / 化学分析 / 実験・観察 / 高大接続教育 / 教育カリキュラム / 分析マニュアル / 大学初年次 / 実験 / カリキュラム / 環境教育 / 教材開発 / 教員養成系大学 / 実証研究 / 化学系水環境実験 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
水環境についての大学専門課程での教育・研究を推進する上で,大学初年次の基礎教育は重要であるが,高校の特色化や入試制度の多様化,高大接続教育の未整備により,理科に置いては,大学入学者が理科の総ての科目を履修しておらず,大学初年次教育の障害になっている. 本研究は,①高大接続と大学専門教育の狭間を埋める環境教育に用いる実験教材と実験法の開発,②廃棄物原点処理に基づく水環境実験法の開発,③水環境教育プログラム開発と大学初年次授業での実証研究と手法の普及啓発を意図して行う. リメディアルの視点での大学初年次教育は緊急の課題であるため,実証研究と位置付け,研究成果の公開と普及啓発も目的に掲げている。
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研究成果の概要 |
大学初年次の基礎教育は重要であるが,入試制度の多様化などが原因で理科の総ての科目を履修しておらず,大学教育の障害となっている。 本研究は,これらの課題解決のため,①高大接続と大学専門教育の狭間を埋める環境教育に用いる実験教材と実験法の開発として,理系概論科目において水を主体とした基礎教育カリキュラム作成と実証授業を行った。②廃棄物原点処理に基づく水環境実験法の開発として毒物劇物を極力使用しない水質分析法を開発し,授業実践を行った。③水環境教育プログラム開発と大学初年次授業での実証研究を行い,授業マニュアルを作成すると共に,その普及啓発を意図して学会や研究会での発表と研修会を開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学における理系専門教育を行うに当たり,教養課程での基礎教育は需要であり、特に実験や観察の基本的操作ができることが前提となっている。しかしながら,高校で理科の4科目を総て履修しておらず,また,教養課程では実験等の実習はあまり行われていない。 本研究は,教養課程における実験・観察力を養成するために,廃棄物原点処理を基本とした水質分析実験のカリキュラムとその実施マニュアルを作成と実証授業を行い,効果検証により教育の有効性を確認した。 このカリキュラムとマニュアルの公開と教員向け研修会を実施することにより,大学のみならず高校の教員に対しても高大接続教育を含めた水環境教育の普及啓発が出来た。
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