研究課題/領域番号 |
20K03296
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
村上 一真 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (40626058)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 環境配慮行動 / 緑のカーテン / マイボトル / ランダム化比較試験 / 行動経済学 |
研究開始時の研究の概要 |
他者に関わる要因を考慮した環境配慮行動の意思決定プロセスは、十分に明らかにされていない。本研究は、他者に見える2つの環境配慮行動を対象に、それぞれの「他者に関わる要因も含むことで信頼性を高めた、包括的な意思決定プロセス」を、質問紙調査の分析により、まず明らかにする。その上で、それぞれで有意になった意思決定要因に対応する情報を複数設定し、どの情報の提供が2つの環境配慮行動をより促進させるかを、RCT(ランダム化比較試験)社会実験により検証する。
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研究成果の概要 |
他者に見える2つの環境配慮行動(緑のカーテン実施、マイボトル利用)を対象に、「他者に関わる要因も含むことで信頼性を高めた、包括的な意思決定プロセス」を、質問紙調査の分析により、まず明らかにした。その上で、それぞれで有意になった意思決定要因に対応する情報を複数設定し、どの情報の提供が2つの環境配慮行動をより促進させるかを、RCT(ランダム化比較試験)を用いた社会実験により検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの国内外の研究の多くは、家族以外の他者には見えにくい、エアコンや照明の節電等の家屋内の環境配慮行動を対象としている。そのため、他者に関わる要因を考慮した意思決定プロセスは十分に明らかにされていない。「包括的な意思決定プロセスの解明」と「RCT社会実験」を組みあわせた研究により、結果に至るプロセスがブラックボックスというRCTの課題を克服し、2つの環境配慮行動を実際に促進させるための、信頼性が高く、理論的根拠のある情報を提示することができた。
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