研究課題/領域番号 |
20K03325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
浅井 継悟 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40776655)
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研究分担者 |
平泉 拓 宮城大学, 看護学群, 准教授 (00760828)
兪 キョン蘭 宮城学院女子大学, 教育学部, 准教授 (00802133)
若島 孔文 東北大学, 教育学研究科, 教授 (60350352)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | カップル / 夫婦 / 家族 / コミュニティ / 国際比較 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,コミュニティ(地域社会)が夫婦・カップルに与える影響を明らかにする。特に,夫婦・カップルの関係満足度を促進する要因と阻害する要因に注目する。アメリカとの国際比較調査を行うことにより,促進要因・阻害要因について文化の影響を受けない普遍的な要素と日本独自の要素を明らかにする。得られた結果は,コミュニティ(地域社会)からのカップルへの効果的な支援につながる基礎的知見につながることが期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究では,コミュニティ(地域社会)が夫婦・カップル関係に与える影響について,日本とアメリカという異なる文化背景を持つ夫婦・カップルにおける良好な関係を促進する要因と阻害する要因について検討した。その結果,日本においても,アメリカにおいても,コミュニティに対する肯定的な捉え方が良好な夫婦・カップル関係の促進要因として機能することが明らかとなった。一方,個人の不安・回避の愛着スタイルが良好な夫婦・カップル関係の阻害要因として機能することも日本とアメリカで共通していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は,夫婦・カップル関係という二者関係を捉えるのに当事者以外からの変数を想定した点である。DV,虐待など問題やその疑いが発生した際には,夫婦・カップル以外の者が介入することは決して珍しくない。 本研究の結果から得られた知見は,カップルの良好な関係維持という視点や児童虐待の防止に寄与することはもちろんであるが,国際比較を行ったことで,文化的影響を受けにくい普遍的な要素を明らかにし,文化圏の異なるカップルや国際結婚したカップルの支援にも活用することができるだろう。
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