研究課題/領域番号 |
20K03341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
長崎 勤 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (80172518)
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研究分担者 |
吉井 勘人 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (30736377)
板倉 達哉 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 非常勤講師 (90817157)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / インクルーシブ保育 / 子供同士の関わり / ブレークダウン / 保育士の支援 / 意図理解 / 社会性支援 / 自閉症スペクトラム / 情動調整 / コミュニケーション / 保育者の関わり / 発達障害 |
研究開始時の研究の概要 |
インクルーシブ(包摂的)な保育を受けている障害児では、コミュニケーションの破綻(ブレークダウン)によって子供同士の関わりが困難になり、クラスでの孤立、不適応などを示すことが多い。そこで本研究では、ブレークダウンを起こしたエピソードを「ブレークダウンを起こす前の共有の水準→ブレークダウンの様相→保育者の介入方法→ブレークダウンの回復・修正」のプロセスで整理・分析し、①ブレークダウンの発生要因、②その回復・修正での保育者の対応、③回復・修正の結果についてアセスメントする方法を確立し、アセスメントに基づいて子供同士の関わりについてのコンサルテーションを行う保育者支援プログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では、インクルーシブ保育での自閉スペクトラム症児(ASD児)と他児との間で、どのようにしてコミュニケーションの破綻が起き、どのようにして保育者の関わりがコミュニケーションの破綻を修復し、子供同士が文脈を共有できるようになるかについて分析した。その結果、保育者によるASD児と他児の行動・意図についての説明や代弁が、コミュニケーションの破綻の修復に効果的であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、インクルーシブ保育での、保育者によるASD児と他児の行動・意図についての説明や代弁が、子供同士のコミュニケーションの破綻の修復に効果的であることが示された。また保護者、保育者との連携、劇などの設定場面での関わり方の支援も、子供同士の関わり方の改善に効果的であるといった示唆も得られ、今後のインクルーシブ保育に示唆を与えるものである。
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