研究課題/領域番号 |
20K03355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大谷 和大 北海道大学, 教育学研究院, 講師 (20609680)
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研究分担者 |
松本 拓真 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50805489)
山村 麻予 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 講師 (70745190)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 向社会的行動 / 動機づけ / 小学生 / 縦断調査 / 学級適応 / 社会性 / 心理適応 / 学業達成 / 社会コンピテンス / 学級環境 / 適応 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者のこれまでの科研費研究により、学級の心理的環境が児童の社会的コンピテンス、動機づけや適応と関連することを明らかにしてきた。一方で、これまでの研究は単純な一時点の相関や場面統制の強い実験(場面想定法)など、実際の因果関係に言及するうえで様々な限界があった。本申請研究では、学級環境→社会的コンピテンス→適応・動機づけのプロセスについて、これまでの研究を更に発展させた以下の2つの研究を行う。(1)縦断調査により特に社会的コンピテンスが適応・動機づけに及ぼす影響を検討する。(2)学校・学級環境への介入実験により、それらが社会的コンピテンスに及ぼす影響を検討する。
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研究実績の概要 |
当該年度については、2回の縦断調査を実施した。中学校2校(N生徒=620)を対象に、向社会的行動、学習への興味、学級適応、抑うつ、友人援助効力感、ソーシャルサポートなどについて尋ねた。1回目の調査は7月、2回目の調査は12月にオンラインで実施した。 測定した概念の1~2時点での自己相関はr =.4 ~.6程度であり、中程度の安定性を示していた。また、1,2時点間で向社会的行動は、友人援助効力感とr=.47正の関連を示していた。また、向社会的行動は、2時点目の学習に関する変数、友人との学習と.46、英語、国語の興味と.2ほどの正の相関を示していた。 なお、1時点目、2時点目は全体的な平均値レベルではほとんど差異はみられなかった。より詳細な分析は継続して行っていく。 介入研究については、論文投稿を行い審査中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナの影響で実施が難しかった、縦断調査が軌道に乗ったため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度も縦断調査は継続するので、それらの収集が終わり次第、詳細な分析を行う予定である。具体的には、変数間の相互的な関連について、交差遅延モデルをあてはめた分析を行う。4時点のデータが取れれば、より上位モデルであるRandom Intercept Cross-lagged Model(RI-CLPM)を当てはめることを考えている。
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