研究課題/領域番号 |
20K03363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
平石 博敏 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 特任助教 (40643789)
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研究分担者 |
岩渕 俊樹 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任講師 (20711518)
武内 智康 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (20754188)
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
原田 妙子 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (60525963)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | モラル判断 / 発達的変化 / 脳機能 / SBM / 横断研究 / fMRI / DTI / 脳機能画像 / 横断的研究 / 発達研究 |
研究開始時の研究の概要 |
成人を対象としてモラル判断に関わる脳活動部位は明らかになりつつある一方、子どもから高齢者までを対象として、発達や加齢に伴うモラル判断時の脳活動の変化について、報告した研究は無い。 そこで、子ども、成人、高齢者がモラル判断を行った際の脳活動を時間分解能の高い脳波 計(ERP)と空間分解能が高く深部計測ができる機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて同時計 測する。これを脳の器質的変化と組み合わせることでモラル判断に関わる脳活動を子どもから高齢者までの発達的変化を明らかにすることができる。
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研究実績の概要 |
昨年度に引き続き、Covid-19感染症対策を行った上で、研究を行った。
(1)心理検査については、昨年度のうちにアクリル板などの新型コロナウイルスの感染対策を行ったが、念のため、学外参加者(中学生と高齢者)は募集せず、今年度は安全性が担保されている可能性が高い大学生参加者を対象にして、fMRIによる脳機能部位計測を行った。(2)モラルの発達的変化をみるために大学生の上下の年代群に参加してもらう予定であったが、Covid-19対策で学外からの参加が少し難しかったため、様々な伝手を使って中学生と高齢者の参加者プールの形成に努めた。(3)fMRIやSBMなど脳イメージングに関するソフトは常に改良がおこなわれているため、fMRI解析ならびにSBM(Surface-Based Morphometry)解析のためにFreesurferを中心とした解析ソフトの講習会に参加し、その習熟に努めた。(4)これまでに計測した大学生の質問紙データ等を分析することで、国際学会2つ(NEURO2022ならびにThe 19th Conference of Peace through Mind/Brain Science)、国内学会(第25回日本ヒト脳機能マッピング学会)で1つ、合計3つのポスター発表を行い、周辺領域の研究者と意見交換並びに議論を行い、特に今後の脳機能部位解析に関する新しい視座を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Covid-19による対面実験延期により、大学外からの参加者募集を行わなかったことから、小児や高齢者を対象とした研究が行えなかった。 一年延期することで、その分の実験を行うこととする。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は学外からの高齢者を中心とした参加者群に参加してもらうことを目標にしている。従って、学外参加者が参加しやすいように、心理検査日程を平日だけでなく、土日を中心として設定した。 また、脳機能計測に対するマシンタイムの割り当てについても、共同研究先に働きかけて増やした。
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