研究課題/領域番号 |
20K03369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
岡田 涼 香川大学, 教育学部, 准教授 (70581817)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メタ認知 / 教師のメタ認知支援 / 小学生 / メタ認知的活動 / 自己調整学習 / メタ認知支援 / 学校教育 / 授業における指導 / 動機づけ / 授業 |
研究開始時の研究の概要 |
自律的に学ぶ力の一端としてメタ認知の重要性が指摘されている。しかし,学校現場では必ずしもメタ認知を促すような授業が実践されていない。本研究では,日常の授業場面にお いて児童・生徒のメタ認知を促す指導の原理を明らかにすることを目的とする。文献研究,調査研究,観察研究を組みあわせ,メタ認知を促す指導を支える実証的基盤を構築する。また,一連の研究知見をまとめた教員向けのリーフレットを作成する。
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研究成果の概要 |
本研究では,日常の授業場面において児童・生徒のメタ認知を促す指導を明らかにすることを目的として4つの研究を行った。具体的には,①先行研究を整理したうえでメタ認知支援の枠組みを設定し,②児童のメタ認知的方略の発達を明らかにし,③メタ認知的方略の発達に対する内発的動機づけと協同的な学習活動の影響を推定し,④授業場面におけるメタ認知支援の指導方略の具体化を行った。これらの研究成果を通して,授業場面におけるメタ認知支援の具体的方策の一端が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでメタ認知の支援については、主に実験場面で検討されており、実際の授業場面での検討がなされていなかった。本研究では、そうしたメタ認知支援に関する先行研究の知見を実際の授業場面において具体化したところに意義がある。そのことによって、理論を現実場面において検証すると同時に、教育場面に対する示唆を得ることができた。メタ認知の支援に関する学術的知見を学校教育の実践場面に橋渡しをする知見を創出したことが、本研究の学術的意義および社会的意義であるといえる。
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