研究課題/領域番号 |
20K03391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
中島 俊思 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (90568495)
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研究分担者 |
望月 直人 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 准教授 (20572283)
原田 新 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 准教授 (70721132)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発達障害 / アルバイト / スキル / 大学生 / 就労移行 / アルバイトスキル / 障害学生 / メンタルヘルス / コロナ禍 / 発達障害学生 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害学生は他の学生のようにアルバイト体験やインターンを自主的に得ることが難しいことから、特に就労への移行という点では遅れている。比較的守られた大学という環境のもとで、実際に賃金をもらうというアルバイト体験を積むことは、就労スキルを向上する好機となる。本研究では、アルバイトスキル尺度を作成し、障害学生と一般学生のアルバイトスキルに関する基礎調査を行う【研究①】。【研究②】では、図書館・美術館・学会補助・データ入力など、大学内の既存資源に限定したアルバイト体験プログラムを開発する。【研究③】では、プログラムに参加した学生のスキル向上の効果測定を行う。
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研究成果の概要 |
発達障害大学生のアセスメントに活用できるアルバイトスキル尺度を開発した。「コミュニケーション領域」で30項目、「作業領域」で39項目、「環境領域」で35項目、「準備・管理領域」で9項目、「知識領域」で14項目をそれぞれ作成した。また、「準備・管理領域」と「知識領域」は、男子学生252名、女子学生349名、計601名の一般学生の基礎データを収集し、発達障害学生群30名との比較検討を行った。「コミュニケーション領域」「作業領域」「環境領域」は、220名の大学生学生を対象に調査を行い、アルバイトの職種ごとにもとめられる各スキルを整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学生がアルバイトをする上で、「コミュニケーション領域」「作業領域」「環境領域」などの視点から、必要なスキルの定義を行い尺度化した研究は初めての試みである。さらにアルバイトの実態との整合性を大学生に調査を行い、100の職種ごとにスキルをリスト化した報告はまだなく、貴重な基礎データとなる。また「準備・マネジメント領域」「知識領域」男子学生252名、女子学生349名、計601名の一般学生の基礎データを収集し、発達障害学生群30名との比較検討を行い、発達障害学生の特徴を明らかにしたことは意義深い。
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