研究課題/領域番号 |
20K03446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
小嶋 秀幹 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (40320353)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | うつ病 / 生涯教育 / ゲーム教材 / 心理教育 / ゲーム教育 / 生涯学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、誰もが楽しみながら能動的に学習できる対話型ゲームによるうつ病の生涯学習教材を開発し(2020年度)、その教材使用により、うつ病に対するイメージ、スティグマが軽減することを実証する(2021~2022年度)。
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研究成果の概要 |
うつ病の生涯学習を促進する対話型ゲーム教材を開発した。具体的には、うつ病の内容を生物・心理・社会的側面から理解できる「うつ病かるた」や、かるたに関連したうつ病の疫学、症状や治療、予防法に関連したクイズ、うつ症状が若年者から高齢者までの日常生活にどのような困難を与えるかを想像する「うつ病人生ゲーム」を作成した。4年間の研究期間で、大学生や一般市民を対象として、ゲームを試行し、その安全性を確認できたが、研究期間の大部分が新型コロナウイルス感染症の蔓延期に重なった影響を受けて、当初予定していた効果の検証の実施はできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この教材は、うつ病という深刻な、しかし誰にでもかかる可能性のある精神疾患について、その徴候や対処法をカードゲームによって学べる。また、この教材は、広い年代(中学生~成人)の誰にでもうつ病のことを学べるように作成されている。学校(中学校、高校、大学等)でのメンタルヘルスリテラシー教育としても使用できる。このゲーム教材の使用により、精神的健康の生涯学習が広がり、うつ病に対するスティグマが軽減される可能性を有している。
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