研究課題/領域番号 |
20K03452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
森 丈弓 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (00512154)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | リスクアセスメント / 再犯研究 / 再犯リスク / 再犯分析 / 性犯罪受刑者 / 再犯防止 / 予後予測 / 受刑者 / 非行少年 / 非行児童 |
研究開始時の研究の概要 |
児童相談所に係属した非行児童、少年鑑別所に収容された非行少年、家庭裁判所に係属したが少年鑑別所には収容されなかった在宅事件の非行少年、保護観察中又は刑務所で受刑している成人犯罪者について、再犯を防止するためには、どのような働き掛けを行うことが効果的であるか、その方法を実証的なデータに基づく分析によって科学的に明らかにする。 以上の対象者について、児童期逆境体験、保護的因子、再犯リスクを測定し、再犯との関連を分析し、どの要因が再犯を促進、抑制しているのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
新型感染症の拡大に伴い、各施設における調査実施が十分に進められない状況が続いていたが、感染の収束が見込めるようになったことで、徐々に調査の実施を進められる状況が整いつつある。非行少年(YLS/CMI)、成人犯罪者(LS/CMI)における各リスクアセスメントツールの項目について、調査データが集まり始めている状況にある。データの整理を行い、統計分析に耐えうる状態まで整備を進めている。非行児童(EBRL,SAVRY,ACE)については試行的な分析も行っている。 また、これらの調査データを再犯と関連付けて分析するための手法に係る検討を進めてきており、近年注目されている、機械学習、いわゆるAIの活用を視野に入れて、現在までのデータで試行的に分析を行っており、分析手法の確立を進めている。再犯の予測力という観点では、近年の機械学習の進歩を受けて、向上させる余地が見えてきている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型感染症の拡大に伴い施設での調査が制限されるところも少なくなかった。今後、新型感染症による影響は順次、低減していくと考えられるので、進捗を進めていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
データ収集、整理を進行させていきたい。また、データ分析を順次進めていく。近年、注目を集めている機械学習、いわゆるAIを使った再犯分析の可能性を模索していきたい。
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