研究課題/領域番号 |
20K03486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
永井 聖剛 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (00415720)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 多感覚認知 / 感覚間統合 / 運動反応 / 社会的認知 / 顔認知 / 自己認知 / 発声反応 / 握力発揮 / 体性感覚 / 多感覚相互作用 / 運動・体性感覚 / 知覚と運動 |
研究開始時の研究の概要 |
知覚・認知情報処理と筋運動・運動反応との関係を検討した研究は非常に少なく,検討すべき問題が多い。知覚・認知と筋運動や体性感覚との相互影響に関して検討することを目的とする。具体的には,知覚・認知される内容が筋運動・体性感覚に与える影響,そして,逆に筋運動・体性感覚が知覚・認知に与える影響について検討を行う。また,低次の知覚・認知処理から高次の社会的認知やリスク判断に与える関連まで様々な検討を行うことを予定している。研究成果から,知覚,思考,運動出力システムにおいて多様な情報が抽象化された共通次元で表現され,相互に影響することを明らかにする。
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研究実績の概要 |
異なる感覚間モダリティの相互作用,感覚間統合については視聴覚間を中心として様々な検討が行われている。しかしながら,知覚・認知情報処理と運動反 応・筋運動そして体性感覚を軸とした感覚間相互作用,感覚間統合についてはほとんど研究されておらず,その詳細は明らかになっていない。本研究では,知 覚・認知が運動反応・体性感覚に与える影響,運動反応・体性感覚が知覚・認知および高次の社会的認知や思考に与える影響を明らかにすることを目的とする。 研究成果から知覚,思考,運動反応システムにおいて多様な情報が抽象化された次元で表現され,相互に影響することを示し,「Theory of Magnitude」や従来 の多感覚統合研究の知見を拡張した新たな情報処理モデルの構築に寄与する。 昨年度は,行った視覚刺激サイズが握力に与える効果に関して洗練されたパラダイムを用いて検討し,実験の結果,刺激サイ ズに応じて参加者が自発的に発揮する握力が増大することを明瞭に示すデータを得た。前年度得られた結果が,真に刺激サイズの効果であるのか,あるいは,刺激サイズが大きいときに画面全体の輝度が大きいという輝度効果であるかを検討するため,刺激および背景を等輝度にした刺激を用いて検討した。その結果,刺激輝度ではなく,刺激サイズが自発的発揮握力に影響していることを確認した。本研究データは2024年度に発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度までのコロナ禍の影響で,予定よりも進度が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍の遅れを取り戻すため,今後は可能な限り,運動反応・体性感覚に関連した様々な属性が知覚認知とどのように相互影響するかにつ いて多角的な検討を行う。
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