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集合体恐怖症の進化的基盤ー非ヒト霊長類モデル作製と怖いもの見たさの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K03496
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10040:実験心理学関連
研究機関京都大学

研究代表者

三輪 美樹  京都大学, ヒト行動進化研究センター, 特定研究員 (50645348)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード集合体恐怖症 / トライポフォビア / 非ヒト霊長類 / 怖いもの見たさ
研究開始時の研究の概要

集合体恐怖症トライポフォビアとは、蓮の花托やフジツボ等小さな穴や隆起物の集合体に対して名状しがたい不快や嫌悪を抱く状態を指す。公式の恐怖症ではないが世間の関心は非常に高く、2013年に学術的探索が開始されて以来、加速度的に研究が推進されている。生命を脅かす危険生物や病気・病原体に対する生得的適応反応との説が有力であるが、それを裏付けるようなヒト以外の動物での研究はまだない。またトライポフォビアの特徴である「怖いもの見たさ」についても検討されていない。本研究は、トライポフォビアの機序解明のための非ヒト霊長類モデル作製とトライポフォビアの「怖いもの見たさ」立証を目的として実施する。

研究成果の概要

集合体恐怖症トライポフォビアとは、蓮の花托やフジツボなど、小さな穴や隆起物の集合体に対して名状しがたい不快や嫌悪を抱く状態を指す。本研究ではコモンマーモセットを対象に、非ヒト霊長類モデル作製とトライポフォビアの「怖いもの見たさ」立証を試みた。トライポフォビックなパターンを有する刺激に暴露されると、マーモセットの視覚的注意は有意に持続し、恐怖時の発声パターンも発現したが、明確な逃避行動は示さなかった。非ヒト霊長類でもヒトにおけるトライポフォビアに類する反応が惹起される可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

トライポフォビアに関する学術的研究は2013年に開始され、その発生機序については危険生物や病気・病原体に対する中核的嫌悪の関与が指摘されてきた。しかしながら、これまでヒト以外の動物での研究は実施されておらず、本研究によって初めて、動物でもトライポフォビアを示唆する反応が惹起されることが分かった。トライポフォビアの進化適応説を裏付ける結果につながるものと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] すべては飼育下コモンマーモセットのQOL向上のためにー現場での気づきと悩みと願望を突き詰めるー2023

    • 著者名/発表者名
      三輪美樹
    • 学会等名
      第29回野生動物医学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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