研究課題/領域番号 |
20K03937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
二間瀬 敏史 京都産業大学, 理学部, 教授 (20209141)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 大規模銀河サーベイ / 超新星 / 弱い重力レンズ / 赤方偏移と虚栄関係 / すばる望遠鏡 / ハッブルテンション / 非一様時空 / ハッブル定数 / 宇宙の非一様性 / アインシュタイン方程式 / 暗黒エネルギー / 重力波 / ハッブルパラメータ / ニュートリノ質量 / 大規模データ |
研究開始時の研究の概要 |
近い将来実現されることがすでに決定している近未来の超大規模銀河サーベイ、超新星サーベイの観測データを用いて、ニュートリノ質量の上限、暗黒エネルギーの時間変化の可能性を調べる。ニュートリノ質量の情報は素粒子の統一理論の可能性にとって重要な上方となる。暗黒エネルギーの時間変化の有無は、その起源についての本質的な情報を与えることで非常に重要である。
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研究成果の概要 |
宇宙のエネルギー密度の95%を占める暗黒物質と暗黒エネルギーの性質を解明する手段として次世代の銀河赤方偏移観測データ、およびタイプIa型超新星を用いた方法を提案した。特に銀河サーベイでは弱い重力レンズが強力な観測手段であるが、従来よりも精度の高い解析方法を提案し実際の観測データに適用し、より詳細な暗黒物質分布が得られることを示した。また今後観測される超新星データと連星中性子星からの重力波を用いて、赤方偏移と距離の関係における大規模構造による弱い重力レンズ効果を観測することで暗黒エネルギーの性質がより詳細に観測できる音を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天文学の観測装置、および観測技術は現在進行形で発展し、従来の観測方法ではデータに含まれる化学的状を十分引き出すことはできない。本研究では将来的な観測データが含んでいる科学的情報を十分引き出すための方法を提示し実際に実現可能であることを示した点に学術的意義がある。
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