研究課題/領域番号 |
20K03940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
GUBLER PHILIPP 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究職 (00632390)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 強い相互作用 / ベクトル・メソン / phi中間子 / 核物質 / カイラル対称性 / 分散関係 / ストレンジ・クオーク / chiral symmetry / transport simulation / phi meson / nuclear matter / proton-nucleus reaction / pA reaction / numerical simulation |
研究開始時の研究の概要 |
The goal of this project is to gain knowledge about the origin of visible mass, which is a fundamental property of matter. Through simulations of proton-nucleon reactions, this is achieved by relating experimental measurements with QCD condensates, which are responsible for the generation of mass.
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研究成果の概要 |
この研究の目的は、ベクトル・メソンのオフシェルのダイナミックスも取り扱える最先端のトランスポート・フレームワークを駆使し、陽子・原子核(pA)反応の数値シミュレーションを実施することで、核物質中のphi中間子の質量変化を解析することにあった。その結果、有限密度における強い相互作用のカイラル対称性のオーダーパラメーターに制限を与えることができる。 結果として、KEK及びJ-PARCにて研究されるpA反応の現実的なシミュレーションには成功したが、phi中間子の質量変化を確実に同定するためにはより精度の良い実験データの観測及びpA反応コードの開発を含むさらなる研究が必要だということが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The research of this project will help to clarify the the origin of the visible (hadronic) mass in our universe. This mass is thought to be generated by the spontaneous breaking of the chiral symmetry of the strong interaction, but this assumption has so far never been experimentally confirmed.
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