研究課題
基盤研究(C)
北極海はCO2吸収域として知られているが、長く氷に閉ざされた北極海での観測は非常に困難で、地球温暖化に伴う環境変化に対して、北極海のCO2吸収量がどのように変化するのかは、よくわかっていない。本研究では、最新の観測データに基づく推定の更新と、数値モデル実験結果との比較を通して、CO2吸収量がいつどこでどのくらい変化しているのかを明らかにする。本研究の結果は、地球全体の炭素収支の定量化、ひいては地球温暖化の将来予測の不確実性低減につながると期待される。
最新の観測データに基づく推定の更新と、数値モデル実験結果との比較を通して、北極海におけるCO2吸収量がいつどこでどのくらい変化しているのかを明らかにした。大気海洋間CO2交換量推定 の推定期間を2014年12月までから2018年12月までに延長するととともに、国際プロジェクト地域炭素収支評価(Regional Carbon Cycle Assessment and Processes; RECCAP)phase2に参画し、北極海担当として、北極海全体および各海域のCO2吸収量を、その不確実性を含め、定量的に評価した。これまでの結果を国際共著原著論文としてまとめた。
北極海はCO2吸収域として知られているが、長く氷に閉ざされた北極海での観測は非常に困難で、地球温暖化に伴う環境変化に対して、北極海のCO2吸収量がどの ように変化するのかは、よくわかっていなかった。本研究では、最新の観測データに基づく推定の更新と、数値モデル実験結果との比較を通して、北極海のCO2吸収量を定量的に評価するとともに、いつどこでどのくらい変化しているのかを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
Global Biogeochemical Cycles
巻: 37 号: 11
10.1029/2023gb007806
海の研究
巻: 30 号: 5 ページ: 159-178
10.5928/kaiyou.30.5_159
130008131962
http://sao.gp.tohoku.ac.jp/arctic-ocean-air-sea-co2-flux/