研究課題/領域番号 |
20K04229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18030:設計工学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
西村 尚哉 名城大学, 理工学部, 教授 (60335099)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 衝突安全 / 車両設計 / 自動車事故 / 模型実験 / 車両運動解析 / 車両運動改正 / 自動車衝突安全 / 信頼性設計 / 材料力学 / 構造力学 |
研究開始時の研究の概要 |
交通事故の中で,出会い頭事故といった側面衝突が最も致死率が高く,自動車同士の事故(1次衝突)だけでなく,事故後の車両運動による新たな衝突(2次衝突)による事故被害拡大も問題となっている.人命に関わる被害の低減,安全性対策の検討,向上のためにも,自動車間の衝突後運動を把握,定量的に評価するとともに,容易に推定する手法を確立することが必要である.そこで,車両模型を用いた衝突実験,運動解析ソフトによる車両衝突シミュレーションを実施し,剛体衝突理論を基本とした解析結果と比較,検証する.各因子が運動に及ぼす影響度合いを明確にし,高精度かつ短時間で挙動把握が可能な衝突解析手法を構築する.
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研究成果の概要 |
交通事故の中で,出会い頭事故といった車両側面衝突が最も致死率が高く,自動車同士の事故(1次衝突)だけでなく,事故後の車両運動による新たな衝突(2次衝突)での事故被害拡大も問題となっている.人命に関わる被害の低減,安全性対策の検討,向上のためにも,自動車間の衝突後運動を把握,定量的に評価することが必要である. 本研究では,車両模型を用いた衝突実験,運動解析ソフトによる車両衝突シミュレーションを実施し,各因子が運動に及ぼす影響度合いを明確にするとともに,従来の理論解析結果と比較,検証を試みた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
衝突実験に基づく各種影響因子と車両運動の相関解析により,それらを統合した簡便かつ実用性のある衝突理論の構築が可能となる.模型車両による衝突実験や理論解析等により得られた結果は,車両運動評価や衝突事故解析において非常に有効な知見となる. 各種影響因子が,側面衝突後の車両運動に与える影響を定量的に評価することで,衝突後の車両運動の解明に対しより精緻な見識を与えることができる.車両運動の把握により,車両衝突安全装置の設置位置の最適化や高性能化,制動補助機能の改善,ボディ構造設計指針にもなり,各種影響因子の視点から,衝突安全性向上による事故低減,事故被害低減につなげることができる.
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