研究課題/領域番号 |
20K04234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18030:設計工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
高本 仁志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (30613244)
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研究分担者 |
近藤 伸亮 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任教授 (40336516)
木下 裕介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60617158)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Multi Agent Simulation / Smart Manufacturing / Reference Architecture / Robot Process Automation / Sequence Diagram / IIRA / スマート製造 / モデルベース開発 / ユースケース / システムアーキテクチャ / 設計 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、高度に自動化された製造システムに情報通信技術や人工知能技術を融合したスマート製造システムの開発が進み、システムの開発・管理・利用・保全などに関わる事業者の役割を示した様々なユースケースが提案されている。本研究では、スマート製造システムのユースケースのモデルから、スマート製造システムを分析・評価できるシミュレーションモデルを生成する手法を開発し、そこで用いられるモデルとインタフェースの性質を明らかににする。そして、製造システムの運用時の情報を活用しサービスを提供するユースケースを構築・分析し、日本の製造装置メーカのサービス化を進めるためのスマート製造システムの要求仕様を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、2020年度~2022年度の3年間の間で、製造システムのユースケース駆動型モデルベース開発を行うための技術を開発した。具体的には、ユースケースの記述モデルと機能要件の記述モデルとを段階的に活用して製造システムのシミュレーションモデルを生成する技術を開発した。スマート製造システムのモデリング技術の研究の大多数は、スマート製造システムやその構成要素と対応する各モデルの構築を目的とするが、本研究ではこれらの各モデルがシミュレーションモデル上で機能し、ユースケースを参照した挙動が生成できたことが画期的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
製造システムの開発プロセスのディジタル化・仮想化が推進される昨今、製造システムの使われ方や仕様を検討する段階において、製造システムの挙動を検証するシミュレーション技術には社会的なニーズが高い。また、製造システムのモデルベース開発という観点から、製造システムのモデルベース設計事例を複数件実施し、本課題が提案する手法の実現可能性を検証した点において、その学術的意義が認められる。
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