研究課題/領域番号 |
20K04273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19010:流体工学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
大山 龍一郎 東海大学, 工学部, 教授 (40233291)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 電気流体力学 / 弱電離プラズマ / 可視化計測 / 気液2相流体 / 電気流体力学効果 / 可視化 |
研究開始時の研究の概要 |
電気流体力学(EHD)現象の体系的な取り扱いは、一般に流体内部の誘電的性質と電気伝導特性の単独作用あるいは複合作用として整理できると考えられている。これまでのEHD に関する多くの実験的発見と解析は、ほとんどが気体あるいは液体のSingle-Phase 流体に誘起する現象であった。申請者は、今後の当研究分野の進展がMulti-Phase 流体におけるEHD 現象の解析と理解に向かうものと強く確信している。本研究は気液2相層状流におけるEHD 現象の解析を具体化すること、さらにEHD 現象の応用面を開拓するものである。
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研究成果の概要 |
本研究においては、これまでに気体および誘電性液体に不平等電界を形成したイオン流場の電気流体力学(EHD)現象について実験的な研究を行った。具体的には、気体相と誘電液体相の界面において、気相で微弱放電を発生させると同時に液体が流動する一つの気液2相流体のEHD現象を対象とした。本研究の目的は、これまでの研究成果から弱電離プラズマを気液2相流体に適用し、気液2相流の定量評価を具体化すること、さらに、このEHD現象の応用面を開拓することであった。このため、本研究では工学的に重要な非定常流れ場の計測を含めて定量的に解析を行った。すなわち,弱電離プラズマを含む気液2相流の可視化計測と定量解析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気体・液体の2相流体における電気流体力学現象については、現象の発見、整理ならびに理論的な体系化がほとんど行われていないのが現状である。本研究の研究成果は、ラジカルを含む気液2相流体の電気流体力学現象の可視化とその定量的な解析について新たな知見を得たものである。
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