研究課題/領域番号 |
20K04295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19010:流体工学関連
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研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
大河平 紀司 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (60629210)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電子線グラフト重合 / 固定化酵素 / 水処理 / ファインバブル / グラフト重合 / ラッカーゼ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、超微泡水(ウルトラファインバブル水)が有するユニークな特性(溶存酸素値上昇効果、洗浄効果)と膜処理技術を駆使し、医薬品やパーソナルケア製品(合成香水、洗剤、消毒剤など)などの難分解性の化学物質(PPCPs:Pharmaceuticals and Personal Care Products)を連続運転にて高効率に分解除去可能な技術の確立を目的とする。
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研究成果の概要 |
固定化酵素法は、生体内で生じる複雑な反応を連続的に利用できる方法として注目されている。これまでに、酸化還元酵素であるラッカーゼを、電子線グラフト重合法により基材へ固定化することで、フェノール性難分解性化合物の連続処理可能なプロセスを確立した。本研究では、このプロセスの更なる改善を目指し、ウルトラファインバブル(UFB)を適用したところ、酸素UFBが存在する系ではラッカーゼの活性が顕著に向上した。これらの結果より、固定化ラッカーゼにUFBを適用することで、難分解性物質の除去の更なる高効率化が期待できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、固定化酵素技術とファインバブルの特性を組み合わせた革新的な技術について検討したものであり、従来の固定化酵素技術では成しえなかった高い酵素活性や、ファインバブル由来のユニークな効果を見出すことに成功した。これらの効果は固定化酵素への利用に限らず、様々な実験系、評価系へ応用できることが期待され、その学術的・社会的意義は高いと考える。
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