研究課題/領域番号 |
20K04361
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
|
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
内山 直樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10273327)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 省エネルギー化 / 産業機械 / 適応制御 / 制御工学 / Mechanical control |
研究開始時の研究の概要 |
適応制御法は制御器パラメータの調整機構を有し、産業機械の性能向上を目的とした応用等が期待されている。産業機械は世界中の工場で昼夜を問わず利用されるため、動作性能の向上のみならず、環境・ 省資源問題のために省エネルギー化も重要な課題である。本研究では、制御器パラメータが適切に調整されることによる省エネルギー効果について理論的に解明することを主な目的とする。また、省エネルギー化のために有効な適応制御法の設計法を示し、産業機械を対象とした実験検証を行い、有効性と実用性を確認する。
|
研究成果の概要 |
地球環境・省資源問題の重要性が指摘され、幅広い分野での学術研究が期待されている。適応制御法は制御器パラメータの調整機構を有し、産業機械の制御性能向上を目的とした応用が期待されているが、本研究では、この省エネルギー効果に関する検討を行った。適応制御系における制御器パラメータの調整機構により制御入力の変動を抑制しつつ目標動作への追従性能を向上できることが分かり、この結果として省エネルギー効果が得られることを確認した。新たな被覆動作計画法および単純適応制御法を提案し、目標動作への追従性能および省エネルギー効果を得ることができ、有効性を実験的に確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内において産業機械分野のモータ消費電力量は全分野の5割以上を占めており、また、日本の産業機械生産額は大きな世界シェアを維持していることなどから、有効な省エネルギー化技術を国内において提案・実用化できれば、地球規模での環境・省資源問題に大きく貢献できる。本研究において、適応制御系における制御器パラメータの調整機構により制御入力の変動を抑制し、省エネルギー効果が得られることを確認し、学術的意義を有する。また、ソフトウェアの変更により省エネルギー化が可能な本研究成果を市販の産業機械に応用することで、社会的にも貢献できると考える。
|