研究課題/領域番号 |
20K04420
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
高山 聡志 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 講師 (50613551)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | P2P電力取引 / 太陽光発電 / 電圧制御 / 入札モデル / マルチエージェント / 強化学習 / 数理計画法 / ブロックチェーン / 数理最適化 / 電力市場 |
研究開始時の研究の概要 |
本申請課題では,ブロックチェーンを活用したP2P電力取引がビジネスモデルとして成立するための適切な市場状態・条件あるいは取引価格,入札行動を明らかにすることが目的である。 上記の達成のために①P2P電力取引が配電系統運用に与える影響の評価とそれを考慮したスマートコントラクトの開発,②強化学習によるP2P電力取引参加者の入札行動のモデル化,③プライベートブロックチェーンシステムとリアルタイムシミュレータを活用したP2P電力取引リアルタイムシミュレータの開発および評価を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究では、再生可能エネルギーの主力電源化を目指し、固定価格買取制度(FIT)に依存しない新たなビジネスモデルの構築を目指した。具体的には、ブロックチェーン技術を活用したP2P電力取引システムを開発し、配電系統の物理的制約と統合することで、実態に即した取引システムを構築した。さらに、全参加者が市場取引で得る効用を最大化する入札戦略手法を開発し、ネットワーク効果を検証・評価することで、P2P電力取引システムのビジネスモデル化を実現した。この成果を国内会議および学術雑誌の投稿などを通じて公開した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ブロックチェーン技術を活用したP2P電力取引システムの開発を目指しています。これにより、再生可能エネルギーの利用促進と電力需給の最適化を図ります。学術的意義として、ブロックチェーン技術と強化学習を組み合わせることで、電力取引の効率化と透明性の向上を実現し、既存の電力市場の課題解決に貢献します。社会的意義として、FIT制度に依存しない新たなビジネスモデルを提案し、再生可能エネルギーの普及を促進します。消費者が直接取引に参加することで、電力コスト削減と安定供給を実現し、持続可能なエネルギー社会の構築に寄与します。これにより、エネルギー政策の転換と地域経済の活性化が期待されます。
|