研究課題/領域番号 |
20K04515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 弘康 東北大学, 工学研究科, 助教 (20302234)
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研究分担者 |
陳 強 東北大学, 工学研究科, 教授 (30261580)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アンテナ / イメージング / アクティブ / パッシブ / 照射 / 照射源 / ハンディー型 / 漏れ波アンテナ |
研究開始時の研究の概要 |
近年、テロ・犯罪によって安全・安心な生活環境が脅かされており、金属探知機では検知できない衣服等の背後に隠し持った液体物を迅速に検知する手段が望まれている。 本研究では、ミリ帯電波を可視化するパッシブ型とアクティブ型の利点を生かしたインコヒーレントパッシブイメージングシステムの開発を行う。装置は、被写体からの黒体放射波を画像化するパッシブイメージングを行うと共に、被写体に断続的にインコヒーレントミリ波電波を照射し、被写体からの反射波を高いコントラストで高速に画像化するインコヒーレントアクティブイメージングも可能とする電波イメージングシステムとする。
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研究成果の概要 |
ミリ波パッシブイメージング技術は,人や物体が放出するミリ波帯の微弱な熱雑音を受信し,検波・増幅・画像処理することで非接触・非侵襲で衣服下の危険物を検知する技術である.このパッシブイメージングの課題として,周囲環境の熱雑音の影響でミリ波画像のコントラストが悪くなり危険物の有無の判断が困難になることが挙げられる.そこで,本研究ではインコヒーレント照射源を用いたミリ波イメージングにより人体と物体のコントラストを向上させる方法について詳細に検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案するインコヒーレント照射源とはキセノンライトそのものであり、本研究のアクティブイメージングとはキセノンライトからのミリ波帯熱放射を人体に照射するものである。本手法により、パッシブイメージングに比べて大幅にコントラストが改善され、スループットも改善できるとともに、現在空港で使用されているコヒーレントアクティブ装置とは異なり、パッシブイメージングと同様の完全非侵襲、スペックルレスのイメージングが実現できる。本手法をベースとする撮像装置の実用化ができれば電波法に無関係で使用可能な高スループット・高精細なイメージングが期待できる.
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