研究課題/領域番号 |
20K04648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
今井 龍一 法政大学, デザイン工学部, 教授 (90599143)
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研究分担者 |
谷口 寿俊 九州大学, 工学研究院, 准教授 (10648611)
塚田 義典 摂南大学, 経営学部, 准教授 (50622643)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | i-Construction / デジタルツイン / 土木情報学 / 地図調整・更新 / 地図調製・更新 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では,安全運転支援や自動運転の実現に向けて,ダイナミックマップ等の高精度な道路地図の整備が進められている.この高精度な道路地図の情報鮮度を確保するには,効率的かつ持続的な調製・更新手法の確立が必須となる.本研究は,道路のデジタルツインの環境構築への貢献を目指し,道路舗装の3次元データを用いて高精度な道路地図を調製・更新する手法を開発する.さらに,ドライブレコーダーやプローブデータ等のセンシング技術によって準リアルタイムに得られる路面の劣化情報を道路地図へ反映する手法を開発する.
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研究実績の概要 |
本研究では、道路舗装のICT施工データを元に生成した3次元モデルと道路地図との親和性に着眼し、3次元モデルの生成技術(実施項目A)、3次元モデルを活用した道路台帳図やダイナミックマップの調製技術とその更新技術(実施項目B)、3次元モデルと道路基盤地図情報や大縮尺道路地図との関連付け技術(実施項目C)の研究開発に取り組んだ。 実施項目Aでは、自動車専用道路の舗装工事における道路舗装機械のログデータから3次元モデルを生成した。そして、実データを用いて、道路舗装を構成する表層、基層、上層路盤および下層路盤の各層の3次元モデルを生成できることを確認した。 実施項目Bでは、道路舗装の3次元モデルが表層、基層、上層および下層路盤の各層の厚さを保持している点に着眼し、この各層の厚さを地盤面の高さの基準線として扱い、実在地物である道路地図の区画線に収録する手法を考案した。そして、実データを用いた実証実験より、道路地図に各層の厚さの情報を保持させることが可能であるとともに、舗装工事の過程で変化する区画線の位置情報を自動的に更新できることを明らかにした。 実施項目Cでは、道路舗装機械より取得したログデータから生成した3次元モデルと、道路基盤地図情報の地物の中でも3次元の位置情報を保持する基準点及び道路中心線に着目して重畳する技術を開発した。これにより、維持管理段階において竣工時の道路構造を3次元的に把握できることを明らかにした。さらに、ログデータから生成した3次元モデルを実際の出来形管理による起終点および中間点の3点の実測値に合わせて補正する手法を考案した。これにより、出来形計測値の精度が向上することを明らかにした。そして、同手法による3次元モデルを用いて道路維持管理への活用に向けたケーススタディおよび供用道路における検証を試みた。結果、点検データの管理や分析の効率化に寄与する知見を得た。
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