研究課題/領域番号 |
20K04682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
竹山 智英 神戸大学, 工学研究科, 教授 (00452011)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 地震応答解析 / 過圧密比 / 機械学習 / 液状化 / 地盤モデル / ゼロメートル地帯 |
研究開始時の研究の概要 |
江東デルタの低平地には地下水くみ上げにより広域的に地盤沈下が生じたため、地盤高が満潮位よりも低いゼロメートル地帯と呼ばれる地域がある。首都圏では臨海地域全体への高潮の侵入を防ぐために防潮施設が設置されている。現在、首都直下地震の発生が懸念されており、対策がとられているが、地震による揺れや液状化によって、防潮施設が被災し、機能不全を起こす可能性が全くないわけではない。そのため、首都直下地震による東京都東部低地を対象とした広域的かつ高精度な被害予測が必要である。本研究では、東京東部低地の地震応答・液状化シミュレーションを行い、防潮施設や治水施設に与える被害の程度を評価する。
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研究成果の概要 |
本研究では,ボーリング調査結果等を利用して三次元地盤モデルを作成し,地盤が経験してきた応力履歴を表すパラメータである過圧密比を地震計測結果とシミュレーションを基に機械学習によって推定する手法の構築を行った.また,地震応答解析を行うための解析コードを保守・拡張が容易にできるように可読性を重視し,GPUによる並列化を行った.東京都23区の地盤モデルを作成し,地震応答解析を行って,液状化リスクの評価を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義や社会的意義(200字程度,最大300文字,改行2回まで) 広域の三次元地盤モデルをボーリングデータ等から,ほぼ自動的に構築する技術開発を行った.学術的意義としては,簡易的な地盤調査のみでは困難な過圧密比の推定を機械学習により可能であることを示した.土粒子と間隙水の相互作用を考慮した物理モデルに基づくシミュレーションに使用することを前提とした数値モデルであり,これにより液状化リスク評価を広域にシミュレーションベースで行えることが社会的意義である.
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