研究課題/領域番号 |
20K04736
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
姜 美蘭 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任講師 (40377990)
|
研究分担者 |
佐藤 仁美 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (00509193)
山本 俊行 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 教授 (80273465)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 交通事故 / 多変量事故頻度モデル / 自転車事故 / 交差点幾何構造 / 多変量頻度モデル / 事故リスク要因 / 交通量 / 自転車道路 / 事故リスク |
研究開始時の研究の概要 |
自転車利用は,健康で環境にやさしい交通手段であり,特に高齢者にとって,アクティブな 生活スタイルを支えるための有効な交通手段としても重要視されつつある.しかし,自転車乗車中の事故は交通事故全体の約2割と依然と高く,自転車利用促進の足止めの一因となる. 本研究は,自転車交通事故に関係する様々なリスク要因を特定し,自転車事故頻度予測モデルを構築し,地域の社会経済特性、自転車通行空間、自転車利用状況、道路構造等が自転車事故発生に及ぼす影響を分析する.分析結果により,それぞれのリスク要因間の相違を把握することで,優先的に対策すべき要因の確定と有効な自転車事故削減策を提案する.
|
研究成果の概要 |
自転車乗車中の事故は、若者の事故件数が一番に目立ち、高齢者の事故件数が年々増える傾向を示す。本研究は、年齢階層別の事故発生リスク要因を解明し、適した事故削減策を考案することを目的とする。本研究では,多様な影響要因を同時に考慮できるように、オープンデータソースの活用とウェブ調査・現地調査等を行い,分析用データベースを構築した。さらに、精度の高い多変量事故頻度モデルによる事故発生予測モデルを開発し、ゾーンレベルのマクロ的視点からの事故頻度予測と、交差点レベルでのミクロ的事故頻度予測を行い、地域特徴、交差点構造、交通環境などが事故発生に及ぼす影響を定量的に測った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
年齢階層構造が大きく変わる超高齢社会に向けて,年齢階層別の事故発生リスク要因を解明し,適した安全支援を考案することが求められている.そこで本研究は,各年齢層別・当事者種別毎の事故リスク要因を全般的に把握し,その影響を定量的に分析する事故頻度予測モデルを開発することで,自転車事故削減に最も有効な対策の提案を図る.数多い事故リスク要因に関する変数の効果を最も有効に推定できるモデルの構造を構築することが本研究の独創的なところである.またこのようなモデルによる分析結果は学術的意義が高く、提案する自転車事故削減策は重要な社会的意義がある.
|