研究課題/領域番号 |
20K04738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山口 敬太 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (80565531)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文化的景観 / まちづくり / 地域再生 / 地域計画 / 地域協働実践 / 景観 / 都市計画 / 文化遺産 |
研究開始時の研究の概要 |
第一に、環境・産業・社会に関わる景観形成システムの歴史的変化過程を評価する手法を確立する。これにより景観の固有性と景観形成のメカニズムを把握し、変化を予測し、脆弱性を補強する方法論を確立する。 第二に、地域づくりの担い手の育成およびハード・ソフトプログラムの計画手法を構築する。実際のフィールド調査および実践のなかで、地域・景観を支える担い手づくりや、多主体の連携・協働を生み出すための地域ダイアログ(対話)手法の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、国外において知見が蓄積されている文化的景観概念に基づく景観管理の概念や方法の議論を参照し、持続可能な景観形成システム構築のための景観評価の方法論を確立することを目的とし、研究を進めた。具体的には、(1)環境・産業・社会に関わる景観形成システムの歴史的変化過程を評価する手法の確立、(2)地域づくりの担い手の育成およびハード・ソフトプログラムの計画手法の構築のため、具体的な調査研究および実践を通じた検証を進めた。また、景観形成のメカニズムを把握し、計画するための方法論、さらには、地域・景観を支える担い手づくりや、多主体の連携・協働を生み出すための手法の開発を行い、多くの研究成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、世界遺産保護の取り組みをはじめ、文化的景観概念を援用した景観評価が進んでいるが、国内には知見が十分には蓄積されておらず、計画の理論化および実践が十分進んでいない。本研究はこれらの課題に対し、国際標準化しつつある文化的景観概念を援用した景観評価を行い、それを応用した計画論の確立を目指すものである。本研究で行ったいくつかの研究および実践は、今後の国内における景観政策や持続可能な地域づくりのモデルケースを取り上げており、その検証・実践を通じて、景観政策の可能性を切り拓いた。その学術上の意義は大きく、実務上の意義、有用性も大きい。
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