研究課題/領域番号 |
20K04819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
円井 基史 金沢工業大学, 建築学部, 教授 (80508341)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 都市環境気候図 / 気候分析図 / 計画指針図 / タクティカルアーバニズム / 環境シミュレーション評価 / デジタル環境カルテ / 建築設計教育 / 手順書 / 気温分布傾向図 / 人工排熱 / 数値解析 / 費用対効果 / 環境評価 / 環境カルテ / 熱環境改善 / 意見交換会 / 大学建築設計教育 / 動画コンテンツ / 環境設計の手引き |
研究開始時の研究の概要 |
近年の都市高温化は、夏季の熱中症や東京五輪に関わる暑熱環境でも注目され、社会問題の一つとなっているが、それを引き起こす地球温暖化とヒートアイランドの原因は、都市・建築のつくり方が大きく関わっている。本研究では環境配慮型都市の実現に向け、都市環境気候図・計画指針図およびデジタル環境カルテの作成を行う。具体的には、石川県金沢市を対象とし、1)都市計画・建築設計の実務者が活用できる「都市環境気候図」と「計画指針図」の作成、2)建築設計支援のための「デジタル環境カルテ」の作成と設計教育での展開を行う。
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研究成果の概要 |
環境配慮型都市の実現に向け、石川県金沢市中心市街地を対象とした上で、1)都市計画・建築設計の実務者が活用できる都市環境気候図およびそのGISデータの作成、2)実務者との意見交換会を通した計画指針図の作成、3)タクティカルアーバニズムの提案とその一部実践としての用水を用いた道路散水実験、4)建築設計支援教材としてのデジタル環境カルテと環境シミュレーションを用いた建築設計手順書の作成およびそれらの授業活用を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都市環境気候図に関しては、金沢市中心市街地を対象に、実測と実務者との意見交換を重ね、環境シミュレーション評価と費用対効果を含めた計画指針図を作成したこと、さらにタクティカルアーバニズムの提案のみならず、通行人への意識調査を含めた街なかでの散水実験を行なったこと等に学術的・社会的意義がある。デジタル環境カルテに関しては、敷地調査で活用できる教材を作成したこと、さらに建築設計における気候分析・ボリューム検討・室内環境評価の一連の手順書作成とそれらを用いた授業を行なったこと等に学術的・社会的意義がある。
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