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板倉構法の地域特性と近代化の影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K04845
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関山形大学

研究代表者

濱 定史  山形大学, 工学部, 准教授 (40632477)

研究分担者 牛島 朗  山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40625943)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード板倉 / 郡倉 / 木造構法 / 伝統木造構法 / 群倉 / 民家 / 近代化
研究開始時の研究の概要

伝統的な木造建築は時代毎に新しい技術(煉瓦造や RC 造、金属部品等)を取り入れ変化し続けている。都市部の建築だけでなく農村の倉庫建築においても、伝統的な木造構法を踏襲しつつも近代技術を受け入れて多様な構法の展開をみせている。伝統構法について、特に倉庫建築に焦点を絞り、実測調査により使用木材種や地域における生産過程、機能や用法などの社会的側面とより総合的に構法の変遷と多様性を明らかにする。

研究成果の概要

本研究は青森県下北半島の群倉、北海道上ノ国町の板倉を主な対象とした。
青森県下北半島の沿岸地域に群倉形式の集落が多く、事例としてむつ市川内の集落に3箇所の群倉立地を確認した。板倉の立地は居住地の外縁にあり、地区ごとに共有地を倉専用地として借地管理する場合と、 倉専用の土地を区画割して自己所有する場合がみられた。
北海道上ノ国町の板倉は、基本的な構成は梁間2間程度×桁行3間程度の規模、横積みの組積造の板倉で外装として下見板張または金属板張のものがみられた。立地については、後背の山の中腹に立てる地区や、畑地の中に建てる地区、敷地内に建てる地区など地形や敷地面積など立地条件により様々であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

青森県下北半島における群倉の立地形式について、その形成過程の一端を明らかにした。北海道上ノ国町における板倉構法が横積みの板倉であり、敷地外に立地させながら管理していることが明らかとなった。これらのことから板倉が、近世期から現代において集落内で共同管理する集落における防災備蓄機能を有しており、現代の居住地における防災備蓄のガイドとなりうる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 岩瀬牧場のとうもろこし倉庫と板倉2021

    • 著者名/発表者名
      濱定史
    • 雑誌名

      いたくら

      巻: 7 ページ: 49-54

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 部材リユースを前提とする構法及び設計手法に関する研究 岩手県住田町における木造応急仮設住宅の事例を対象として2023

    • 著者名/発表者名
      羽賀 仁紀・濱 定史・宗政 由桐
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演梗概集(建築計画)
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 鳥海山山麓における堆肥小屋の誕生及び現存実態に関する調査ー秋田県にかほ市畑福田を対象にー2022

    • 著者名/発表者名
      李雪、濱定史
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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