研究課題/領域番号 |
20K04874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
二井 昭佳 国士舘大学, 理工学部, 教授 (40459011)
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研究分担者 |
西村 亮彦 国士舘大学, 理工学部, 准教授 (30749601)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 都市再生 / 洪水防御 / 河川計画 / 都市計画 / まちづくり / 河川・都市計画行政 / 治水手法 / かわまち空間 / 流域治水 / 治水 / 行政連携 / 防災景観 |
研究開始時の研究の概要 |
頻発する洪水や気候変動を受け,氾濫しても被害を最小化できる水害に強いまちづくりが求められている.一方,水辺を核とした地域・都市再生は,市街地活性化や居場所空間の創出という課題解決に向けた有効な手段のひとつである.そこで本研究は,①既存の河川・都市計画の連携事業における整備プロセス・事業スキームの特徴と連携阻害要因の特定,②海外先進事例における整備プロセス・事業スキームの特徴と日本との比較考察により「水害に強いまちづくり」と「水辺を核とした地域・都市再生」を実現できる河川・都市計画の統合型計画技術の構築を目指すものである.
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研究実績の概要 |
2023年度は,3つの大きな目的のうち,②海外先進事例における整備プロセス・事業スキームの特徴と日本との比較考察にかかわる研究,③洪水防御と地域・都市再生の統合型計画技術の体系化と実装化の研究を実施した. ②については,ようやくコロナ禍がおさまったことから,ドイツにおける先進事例の調査を実施した.また調査済みの事例を対象に,文献調査を進め,ドイツにおける河川行政と都市計画行政の縦割りを超えた連携方策に着目し,ドイツ・ケルンおよびシュヴェービッシュ・グミュントでの取り組みに関する研究成果を学会にて発表した. ③については,研究協力者などと定期的な勉強会を実施しており,出版を視野に入れた議論を進めている.コロナ禍で研究計画通りに進まなかったこともあり,1年延長することとし,2024年度はまとめを実施する予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナウィルスの影響により遅れていた現地調査が実施できるようになったため,調査結果を取りまとめる予定である.
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今後の研究の推進方策 |
1年延長し,最終年度となる2024年度は,成果の取りまとめに向けて,下記の作業を予定している. ①河川・都市計画の連携事業における整備プロセス・事業スキームの特徴と連携阻害要因の特定については,「ふるさとの川モデル事業」の研究成果をもとに取りまとめる.②海外先進事例における整備プロセス・事業スキームの特徴については,ドイツを中心として,現地調査やヒアリングを実施し,日本とドイツにおける整備プロセス・事業スキームの比較検討をおこなう. 以上を踏まえ,現在実施している研究協力者などとの定期的な勉強会を継続し,③洪水防御と地域・都市再生の統合型計画技術の体系化と実装化に向けた考察に取り組む予定である.成果は出版することを視野に入れている.
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