研究課題/領域番号 |
20K04957
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
太田 博光 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産大学校, 教授 (80399641)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 漁船 / 状態監視・診断 / 信号処理 / 新合成波形分離法 / 機械診断ロボット / 健康寿命 / マルチコプター / 自律無人航空機 / 転がり軸受 / 携帯型パラボラ集音装置 / 状態監視 / 診断 / 音響 / 振動 / パラボラ集音マイクロホン / 音響診断システム / メンテナンス / 音響診断 / 診断ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
大型船舶に比べメンテナンスが行き届いていない漁船では機関や循環ポンプ等,周辺機械設備の損傷を早期に診断し,健康寿命を守る高精度な状態監視・診断システムが必要である.本研究ではこの様な診断システムを開発することを目指す.さらに開発した診断システムをマルチコプター型の自律無人航空機に搭載することで短時間に複数の船内機械設備の状態監視・診断を自動的に行うロボットの開発を行う.本診断システムを搭載したマルチコプター型 自律無人航空機を状態監視・診断ロボットを開発することで漁船の機械設備の診断業務の高精度化,省人化,自動化,短時間化を実現する.漁船の健康寿命を守る事で水産業振興の一助となる.
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研究成果の概要 |
大型船舶に比べメンテナンスが行き届いていない漁船では機関や循環ポンプ等,周辺機械設備の損傷を早期に診断し,健康寿命を守る高精度な状態監視・診断システムが必要である.本研究ではこの様な診断システムを開発し,マルチコプター型の自律無人航空機に搭載することで短時間に複数の船内機械設備の状態監視・診断を自動的に行う機械診断ロボットの開発を行う.具体的には提案する高精度な信号処理手法である「新合成波形分離法」を用いて,高ノイズ環境下においても高いSN比を実現する診断システムを構築している.本装置を機械診断ロボットに搭載する事で,軽量化の実現,高精度かつ高効率な診断を実現する事が可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は漁船の健康寿命を守る高精度な診断システムの開発である.開発した本診断システムをマルチコプター型 自律無人航空機に搭載することで短時間に複数の船内機械設備の状態監視・診断を自動的に行うロボットの開発を行うことである.提案する本診断システムを開発することで漁船の健康寿命を守り,高船齢化の傾向が強く表れている我が国の現存漁船の長期利用,低コスト運用の実現に寄与することができる.また漁船に関わらず,老朽化が進んでいる他の船舶や近年,損傷事故が多発している製鉄所,化学プラントの機械設備の診断にも効果的である.
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