研究課題/領域番号 |
20K04964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
山本 久志 東京都立大学, システムデザイン研究科, 客員教授 (60231677)
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研究分担者 |
肖 霄 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (30707477)
秋葉 知昭 千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (60505767)
新行内 康慈 十文字学園女子大学, 社会情報デザイン学部, 教授 (90267774)
中村 太信 東海大学, 情報理工学部, 特任助教 (50880720)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 信頼度計算 / consecutive k system / ネットワーク型システム / 最適配置 / 最適構成 / consecutive k-system / 信頼度 / 最適保全方策 / ネットワークシステム / システム評価 / 仮想ノード |
研究開始時の研究の概要 |
本課題は社会基盤を支える大規模・複雑化したネットワーク構造を持つシステムに対して、ネットワークシステムの評価項目とネットワークトポロジー(ノードとエッジの連結性)に注目し、システムを部分ネットワーク(仮想ノード)から構成される「小さなネットワーク」に変換することにより(a)変化が少ない静的ネットワーク及び(b)時間変化を伴う動的ネットワークの評価項目の効率的な導出方法を提案することにより、静的・動的ネットワークの統一的評価項目導出方法の提案を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、主に、システムの一部が故障(稼働)するとシステムが故障(稼働)するシステムの総称であるconsecutive k-system に注目し、1) 従来、システムごとに提案されていた効率的な信頼度算出方法について統一的な解法、2)信頼度の近似解を導出するために有用な極限定理を従来に比して広い範囲で成立する定理、3) 最適配置問題の統一的な解法を提示するとともに、一部のシステムについて、最適配置の必要条件を導出し、統一的な解法の有効性を検証した。そこで得られた成果は、静的及び動的ネットワークシステム(NTS)の統一的な解析方法提案の有意義な指針となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の学術的特色は,① 複数の部分ネットワークに分割可能な、ネットワークシステムの性能評価指標を求める際に(似た構成の)部分ネットワークを一つのノードとみなすことにより効率的な算出方法を提案し、② 一部のシステムに対して、従来より広い条件で成立する極限定理を提案し、③最適配置の必要条件を新たに明らかしたことにより、従来よりも正確な設計指針の提案が可能になることにある。 社会的意義については,上記の成果を利用することにより、ネットワークシステムを総合的に評価可能な指標の効率的な算出およびシステムの最適な構成の有用な指針を与えることにある。
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