研究課題/領域番号 |
20K04973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
松井 泰子 東海大学, 理学部, 教授 (10264582)
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研究分担者 |
土屋 守正 東海大学, 理学部, 教授 (00188583)
桑田 孝泰 東海大学, 理学部, 教授 (70307677)
松本 哲志 東海大学, 理学部, 教授 (30307235)
松井 知己 東京工業大学, 工学院, 教授 (30270888)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 列挙アルゴリズム / 組合せ最適化 / 整数計画問題 / 避難経路探索 / グラフ理論 / 避難所 / 避難経路 |
研究開始時の研究の概要 |
まず,防災に関連した既存研究を洗い出し,各事例に共通する問題を把握した後,避難に関した組合せ最適化問題を新たにモデル化する.その後,モデル化した問題の解集合が持つ組合せ構造の特徴を解明し,特徴を生かした列挙解法を構築する.すべての研究項目は各年度末に研究作業の見直し・検討を行い,随時補正しながら進める予定である.
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研究実績の概要 |
研究代表者らは,前年度からの継続課題である「トーラス上での避難経路の提案」の他,「スタジアム等での段階的避難のシミュレーション」に取り組んでいる.研究代表者の松井泰子は,「トーラス上での避難経路の提案」を拡張した問題として,「大小の同心円間の最小横棒数のあみだくじ」の列挙問題にも取り組んでいる.最近,列挙アルゴリズム構築の方針を見つけ,完成に向けて研究中である.研究分担者の土屋守正氏と桑田孝泰氏は, 研究代表者と避難経路策定の際のグラフの幾何学的特性について議論している.研究分担者の松本哲志氏は,木の特性を重視した避難経路提案を検討している.研究分担者の松井知己氏は,引き続き防災に関連した組合せ最適化問題を調査中であり,ゲーム理論の観点から見た避難方法についても検討している.メンバーは,査読付き国際ジャーナルでの論文発表や,国内外での会議での発表(遠隔を含む)を積極的に行っている.2023年度に出版される論文も複数見受けられ,コロナ禍での遅れを取り戻すべく,活発に研究活動を継続している. 本研究の後半では,コロナ禍で遅れ気味であった,査読付き国際ジャーナルへの論文の投稿や,国内外での会議での発表の回数を増やし,本研究結果を広く周知する予定である.また可能であれば,複数の避難アルゴリズムを提案し,プログラミング及びPC上での実装を行い,シミュレーション実験を通して,各アルゴリズムの有効性を検討したい.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナも収まり,国内外の会議で遠隔・対面での発表を実施する他,発表論文や受理論文が複数本あり,研究の進捗は順調である.
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今後の研究の推進方策 |
各人の進捗状況を踏まえ,引き続き,避難所配置問題や避難経路決定問題の他,新たな避難問題のモデル化を行い,列挙アルゴリズムの構築に取り組む予定である.また,国際会議での発表を積極的に行い,他国の研究者との国際共同研究の糸口を模索する予定である.
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